■水が酸素と水素の化合物であることを発見
1783(天明3)年6月24日、フランスの物理学者ラヴォアジエとラプラスは、水が酸素と水素の2つの分子から成ることを発見しました。灼熱した鉄片に水蒸気を吹き付け、その鉄が赤い酸化鉄に変わるとともに水素が発生することから、酸素と水素の存在を発見しました。なお、それ以前に水素を空気中で爆発させると水ができることは、発見されていたそうです。
また、今日は「UFOの日」です。1947(昭和22)年のこの日、米国の実業家ケネス・アーノルドが飛行機で移動中に、時速2700kmもの速度で急上昇や急降下を行う9機の飛行物体を発見しました。これが全米で報道されると、同様な目撃証言が続出して大フィーバーが起こりました。すぐに、米国空軍が「UFO(未確認飛行物体)」と名付けて調査に乗り出しましたが、正体は明らかにできませんでした。しかし、以降も20年間に米国国防省の情報を含め120件以上の目撃情報があり、つい最近も目撃情報が議会に提出されました。現在に至るまでUFOの存在は証明されていませんが、今日は世界中のUFOマニアが空を見上げているのではないでしょうか。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●スバル・XVハイブリッドデビュー!
2013(平成25)年の6月24日、スバル(当時は富士重工)はスバル初となるハイブリッドシステムを搭載した「XVハイブリッド」を発売しました。XVハイブリッドは、2012年10月に発売された2代目「スバルXV」の追加モデルです。
初代XVは、2010年に3代目5ドアの「インプレッサ」をベースに、当時人気が高かったSUV化した派生モデルとして誕生。そのため、正式には「インプレッサXV」と名乗り、2代目からはインプレッサが取れて「スバルXV」となりました。2代目XVは、前後のアンダーガードやフェンダーガードを装備して、よりSUVらしく仕上がりました。そして翌年2013年に追加設定されたのが、スバル初のハイブリッドを搭載したXVハイブリッドです。
スバルが独自開発したハイブリッドシステムは、10kWの比較的小さなモーターをCVT「リニアトロニック」に内蔵したマイルドハイブリッド。一般的なハイブリッドとは異なり、燃費向上よりもエンジン出力をモーターでアシストすることによって加速レスポンスや出力を高めるハイブリッドです。それでも条件によってはEV走行が可能で、燃費はガソリン車に比べて20%程度改善します。発売直後の受注台数は2週間で5580台に達し、ハイブリッド比率は約7割に上り、好調に滑り出しました。その後ハイブリッド比率は下がったものの、堅調な販売を続けています。
スバル伝統の走りのイメージを損なうことなく、燃費も良くしたいという贅沢な狙いで開発されたハイブリッドシステム。最近は、ハイブリッドという表現はあまり使わず「e-BOXER」と名乗っています。燃費よりも加速性など走りを重視したスバルらしい「走り志向のハイブリッド」をアピールしたいのでしょう。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)