ジープ・コンパスがマイナーチェンジ。インパネ回りが激変、先進安全装備もアップデート!

■存在感が増したエクステリアもよりスタイリッシュに

2021年6月2日、ジープコンパスがマイナーチェンジを受けました。改めてジープ・コンパスは、全長4420×全幅1810×全高1640mmというボディサイズ。

ジープ・コンパス
マイナーチェンジを受けたジープ・コンパス

大きさ的には、全長4425×全幅1875×全高1660mmというサイズのボルボXC40、全長4455×全幅1820×全高1610mmのBMW X1、全長4415×全幅1835×全高1620mmのメルセデス・ベンツGLA、全長4490×全幅1840×全高1610mmのアウディQ3あたりがライバルといえそうです。

ジープ・コンパス
マイナーチェンジでスタイリッシュになったエクステリア

エクステリアは、ジープの特徴である「セブンスロットグリル」の下に、ワイドで直線的な開口部が設けられ、フルLEDヘッドライトの採用により、迫力があり、同時に先進的なムードを放っています。リアもリアコンビランプ、バンパーガーニッシュのデザインが見直され、スマートな印象に。より都会的でスタイリッシュになった外観が注目です。

ジープ・コンパス
大きく変わった印象を受けるのがインパネまわり

一方のインテリアで目を惹くのが、インパネ中央最上部に鎮座する10.1インチマルチビューディスプレイで、先進安全装備の設定などをはじめ「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応するなどスマホ連携機能を備えています。安全性では、サイドビューカメラにも対応し、ドライバーの死角をサポート。メータークラスターは、10.25インチ(Sportは7インチ)のフルカラーディスプレイになり、視認性が向上すると共に、燃費やアダプティブクルーズコントロール(ACC)の速度や車間距離設定などの確認ができます。

ジープ・コンパス
ジープ・コンパスのフロントマスク

装備面でのトピックスは、先進安全装備のアップデートで、衝突被害軽減ブレーキには、前面衝突警報、歩行者・サイクリスト検知機能が備わります。さらに、車線維持機能に加えて、死角にいる併走車(斜め後方の車両)との衝突回避を図るステアリング補正機能付きの「アクティブ・レーン・マネジメント」が全車に標準装備されています。

中でも車線維持機能(逸脱警報を含む)の介入は、比較的分かりやすく伝わってきます。はっきりと介入しているのが分かるのが好みか、さり気なくドライバーをサポートしてくれるのが好きかは好みにより異なりそうですが、「車線を逸脱しそうになった」というのが分かりやすくなっています。

そのほか、便利なのが標識認識機能や信号待ちでブレーキペダルから足を話せるオートブレーキホールドで、ストップ&ゴーの多い街中で重宝します。

ジープ・コンパス
ジープ・コンパスのフロントシート

価格は「Sport」が346万円、「Longitude(ロンジチュード)」が385万円、4WDの「Limited」が435万円となっています。

今回のマイナーチェンジでエクステリアがスタイリッシュになったのと同時に、インテリアの先進感がかなり強調されていて、「ジープ」ブランドの中でも弟分のレネゲードなどと同様に、取り回ししやすいボディサイズも含めて都会的なSUVといえそうです。

(文:塚田 勝弘/写真:小林 和久)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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