新型シビックのワールドプレミアは6月24日。クーペライクなハッチバック・シルエットが公開

■1972年の誕生から数えて11代目となるシビックが間もなく登場!

ホンダの四輪でもっとも長い歴史を持っているのが、シビックです。

もともとはコンパクトカーとして誕生したシビックも、時代に合わせて成長。いまでは乗用車のど真ん中といえるCセグメントのスタンダードモデルとして、とくに北米市場では大きな存在感を示しています。

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2021年6月24日に正式公開と発表された新型シビック。シルエットからするとハッチバック版が登場するようだ

その北米市場では、すでに11代目となる最新モデルがローンチされています。そして日本でのデビューも近づいてきました。日本向けのティザーサイトが公開されたのです。

北米市場ではカナダで生産される4ドアセダンがリリースされていますが、ティザーサイトに掲げられた一枚のシルエットは、あきらかにセダンではありません。シビック伝統のハッチバックであり、またロングノーズを強調したクーペルックとなっていることが見て取れます。

また日本と同時に北米でもティザーが始まっています。そちらでは、新型シビックハッチバックは「fun-to-drive performance, leading-edge technologies, and premium Euro-inspired exterior styling(運転が楽しくなるパフォーマンス、最先端のテクノロジー、そして欧州にインスパイアされたプレミアムなスタイリング)」と新型シビックハッチバックのセールスポイントについて明記されています。

グローバルモデルのシビックが、どのように仕上がっているのか期待が高まるアピールといえるでしょう。

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北米のティザーサイトではパームツリーを背景に新型シビックハッチバックをアピールする

ちなみに、北米仕様の4ドアセダンは2.0L NAエンジン(158馬力)と1.5Lターボエンジン(180馬力)の2種類を用意しています。はたして、日本仕様のシビックは同じようなパワートレインを積むのかどうかも気になるところです。

思えば、シビックといえば北米で厳しくなった排ガス規制(マスキー法)を最初にクリアした環境モデルというヘリテージも持っています。

電動化時代が近づいて来ている中で、シビックはどのようなパワートレインを提示するのでしょうか。

また新型シビックのワールドプレミアに先駆け、ホンダはTwitterで新型シビックの公式アカウント(@Honda_CIVIC_JP)を開設しています。こちらも要チェックです。

なお日本における新型シビックの発売は2021年秋とアナウンスされています。

自動車コラムニスト・山本 晋也

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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