■レトロ感溢れるスタイリングが好評でオーダー殺到!
個性的なクルマを中心に開発を手掛ける、日本で10番目の小さな自動車メーカー、光岡自動車が開発した同社初のSUV「Buddy(バディ)」。
80年代のアメ車の雰囲気が感じられることもあり、ティザーサイト公開直後から多くの注目を集め、昨2020年11月末に先行予約を開始した際にはオーダーが殺到。
反響の大きさから、急遽専用生産ラインを設置して、当初の生産計画(150台/年)を300台/年に倍増したそうですが、それでも手作り生産だけに、現時点のオーダーが2年後となる2023年6月~9月の生産枠になっていると言います。
RAV4をベースにしながらも、ボンネットフードやフロントフェンダーに加え、リヤバンパーやバックドアパネルを新たに作り替えることで、巧みにその姿を変貌させています。
流麗なSUVが多い中で、スクエアなデザインを特徴とするRAV4のフォルムを上手く活用。その名残は前後ドアパネルやCピラー廻りに見られるものの、車両前後のデザインを上手くマッチングさせることで、違和感無く仕上げられています。
フロントマスクではクロームメッキ仕上げの大型ラジエターグリルや、上下2段式の角型4灯ヘッドランプ(上:ロービーム/下:ハイビーム)を採用。メッキタイプの前後バンパーや、バックドアに施された加飾、LED式縦長テールランプなどがレトロな雰囲気を醸し出しています。
またインテリアでは、ステアリング・エンブレムがMITSUOKAマークとなり、ドアトリムやシートには専用の加飾が施されています。
●パワートレーンなど主要部分はRAV4を踏襲
車両寸法は全長がオリジナルより130mm長い4,730mmとなっている以外は全幅、全高共にRAV4に準じており、最低地上高も同一となっています。
パワートレーンについてもRAV4を踏襲しており、2.0L直4エンジン(171ps/21.1kgm)搭載モデルと、同2.5L(178ps/22.5kgm)のHV仕様を設定。それぞれ2WDとAWDが用意されています。
サスペンションはフロントがマクファーソン・ストラット式、リヤがダブルウイッシュボーン式。オプションでレトロ感溢れるディーンクロスカントリー製アロイホイール/BFオールテレーンタイヤを用意。
全18色(2トーン6色含む)のボディカラーのうち、一番の人気色はブラックマイカだそうで、ライトブルー2トーン、ホワイトパール、ミント、ベージュ2トーンがそれに続いているそうです。
計5グレード(ガソリン:20LX、20DX、20ST/HV:HYBRID DX、HYBRID ST)が設定されており、気になる車両価格はガソリンモデルが469.7万円から、HVモデルが525万円からの設定。
一台一台、丁寧に組み立てられているスペシャルなSUV「Buddy」がユーザーの手元に届くのには時間がかかりそうですが、光岡自動車は動画を観ながら楽しみに待っていて欲しいとしています。
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【関連リンク】
MITSUOKA BUDDY(バディ)
https://www.mitsuoka-motor.com/lineup/buddy/