■2021年度の首位争いもトヨタ・ヤリスとの一騎打ちになるか!?
軽自動車の王者として、2015年から2020年まで6年連続1位に輝いているN-BOXシリーズ。ホンダはN-BOXの累計販売台数200万台を突破したと発表しました。
2011年に登場した初代N-B0X以来、軽自動車の販売台数では、ほぼ毎年のように1位を獲得(2012年と2014年が2位で、誕生年の2011年は45位)。なお、登録車を含む新車販売台数では、2020年暦年まで4年連続で1位になっています。
N-BOXの200万台突破は、2011年12月の初代N-BOXの登場から9年5か月(114か月目)での記録達成で、2001年6月発売のフィット・シリーズが達成した11年9か月(142か月目)を超え、ホンダ史上最速となっています。
N-BOX人気の理由は、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを活かした軽乗用車最大級を誇る車内(2020年12月時点。室内三寸法に基づく。ホンダ調べ)、ライフスタイルに合わせて使い分けられる多彩なシートアレンジ、全車に標準装備された先進安全運転支援システムの「Honda SENSING(ホンダ センシング)」、優れた燃費、走りなどが挙げられます。
さらに、軽自動車を超えた内外装の高いクオリティも人気の理由といえるでしょう。セカンドカートしてはもちろん、ファーストカーとしてのニーズも満たしているはず。
2011年12月の初代N-BOX以来、100万台の大台に到達したのは2016年12月で、5年でクリアしています。200万台は2021年5月に達していますので、累計100万台よりも早く達成しています。
現在のN-BOXシリーズは、N-BOX+が2017年8月に、N-BOXスラッシュが2020年12月に販売を終えており、N-BOX単体でも圧倒的な強さを誇っています。最近は、トヨタ・ヤリスが登場してから強さを誇っていて、2020年度はトヨタ・ヤリス(ヤリスクロス)が20万2652台、N-BOXが19万7900台と、約4700台の差をつけて首位に輝いています。2021年度の新車販売台数ナンバー1争いも注目です。
(塚田勝弘)