■ハイビームアシストやヒルスタートアシストを新たに装備
商用バンである日産「NV150AD」が2021年5月24日、一部改良を受けました。かつて販売されていた5ナンバーサイズの日産ウイングロードの商用バン仕様です。
今回の一部改良では車名を「NV150AD」から「AD」に変更。ADは、全長4395×全幅1695×全高1500(2WD)mmというコンパクトサイズでありながら、2名乗車時の荷室床面長はコマーシャルバンクラストップレベルの1952mmを確保しています。
A4コピー用紙箱なら91個入るという大容量ラゲッジスペースが自慢です。
先進安全装備も充実しています。
主要グレードに歩行者検知対応の衝突被害軽減ブレーキである「エマージェンシーブレーキ」「LDW(車線逸脱防止警報)」、横滑り防止装置である「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」などを標準装備。
今回の一部改良では、アイドリングストップが2WD(FF)に標準装備され、燃料消費率が向上。
さらに、先行車または対向車や周囲の明るさなどに応じ、自動的にハイ/ロービームを切り替える「ハイビームアシスト」や、坂道での発進でも後退しない「ヒルスタートアシスト」など、運転支援機能が用意されています。
ほかにも、ビジネスシーンでもスマホなどの充電に重宝する「USB電源ソケット」が全車に標準化され、主に寒冷地のユーザーニーズに応えるシートヒーターが4WDも標準装備されました。
ADの価格帯は、2WDが157万1900円〜182万3800円。4WDが184万8000円〜200万7500円です。
長時間の移動、長距離走行も多々ある「はたらくバン」の日産ADの装備アップデートで、より快適にドライブができるはずです。
(塚田 勝弘)