■長さの単位をメートルに統一する「世界計量記念日」
1875年(明治8)年5月20日、長さの単位を統一する「メートル条約」が締結されたことにちなんで、「世界計量記念日」が制定されました。日本は、1886年にメートル条約に加盟しましたが、江戸時代からの尺貫法が使われ続け、実際に移行したのは1921年の「改正度量法」が公布されてからでした。
また5月20日は、「電気自動車の日」です。1917(大正6)年に日本電池株式会社(現、ジーエス・ユアサ・コーポレーション)が創業され、創業者の島津源蔵が米国から電気自動車「デトロイト号」を輸入。そのデトロイト号を2009年の5月20日に、ジーエス・ユアサが復活させたことを記念して制定されました。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2002(平成14)年5月20日、マツダからカペラシリーズの後継となる「アテンザ」が発売されました。アテンザは、走る歓びを追求するマツダの新しいブランドメッセージ「Zoom-Zoom」を体現する第1弾のモデルです。
新しいミドルクラスのグローバルセダンとして開発されたアテンザは、プラットフォームからエンジンまですべてを一新しました。精悍でスポーティなフォルムに、4ドアセダン/5ドアハッチバック/スポーツワゴンの3種のボディバリエーションを用意。パワートレインは、2.0Lと2.3Lの新開発アルミ製4気筒DOHC エンジンと4速/5速ATおよび5速MTの組み合わせ。フロントにダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンクのサスペンションを組み合わせ、優れた操縦安定性と快適な乗り心地を実現しました。
発売1ヶ月で7,500台を受注して好調なスタートをきり、海外でも「Mazda6」として高い評価を受けました。ヒットモデルとしてマイナーチェンジをしながら、2006年には生産台数100万台を達成。これは、当時のマツダの100万台達成の最短記録でした。
その後も、マツダは「Zoom-Zoom」スピリットを受け継ぐモデル、2代目「デミオ(2002年)」、「アクセラ(2003年)」、2代目「プレマシー(2005年)」、3代目「ロードスター(2005年)」を投入します。これらが、1990年代後半の経営危機から復活した新生マツダの勢いをさらに加速させた原動力となったのでした。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)