アウディA6/A6アバントが一部改良。エントリーグレードの価格を10万円〜33万円引き下げ

■オプションの「S lineパッケージ」の価格も9万円下げて装備を充実化

2019年3月にフルモデルチェンジを受けて5代目にスイッチしたアウディA6が、2021年5月18日に一部改良を受けました。

A6は、前身となる「Audi 100」の初代が1968年に発売されて以来、半世紀以上販売されているアウディの最長寿モデル。現行アウディA6シリーズは、兄貴分のA8と遜色のない最先端技術が投入されています。

アウディA6
エントリーグレードの価格を下げたアウディA6、A6アバント

マトリクスLEDヘッドライト、ダイナミックターンインディケーターをはじめ、エレガントで高い質感を抱かせる内外装、アルミを多用した軽量ボディ、高効率なTFSIエンジン、quattro(クワトロ)フルタイム四輪駆動システムなどが特徴。もちろん、運転支援アシスタンスシステムなどの先進安全装備も万全で、アッパーミドルセダンに要求される性能、装備が備わっています。

今回の一部改良では「40 TDI quattro sport」と「45 TFSI quattro sport」の価格が見直され、エントリーグレードに変更されています。グレード変更により「40 TDI quattro」と「45 TFSI quattro」がカタログから落ちています。

「40 TDI quattro sport」には、新開発の2.0L直列4気筒ディーゼルターボが積まれ、最高出力150PS、最大トルク400Nmを発揮。「45 TFSI quattro sport」には、2L直列4気筒ガソリンターボエンジンが搭載され、180PS/370Nmというエンジンスペックになっています。

アウディA6
A6アバントのラゲッジスペース

両エンジンともに12Vのマイルドハイブリッドシステムが組み合わされていて、ベルト駆動のオルタネータースターター(BAS)による6kW/60Nmのアシストで、高効率とスムーズな発進性などの高いドライビングダイナミックを兼ね備えています。トランスミッションは、デュアルクラッチトランスミッションの全車7速Sトロニックです。

ほかにも、オプションの「S lineパッケージ」の価格が43万円と、9万円の値下げとなっています。

値下げをしながら従来の装備(S lineエクステリア、5アームダイナミックデザイン19インチアルミホイール、デコラティブパネル、マットブラッシュトアルミニウム、ヘッドライニングブラック、バルコナレザーS lineロゴ、マルチカラーアンビエントライティング、HDマトリクスLEDヘッドライト)に加えて、サラウンドビューカメラ、パークアシストプラス(45TFSIは、カーブストーンアシスト)、電動チルト/テレスコピックステアリング、電動トランクリッド(セダンのみ)も設定され、価格改定と同時に装備を充実させたことで商品力を大きく向上させています。

アウディA6
アウディA6のインパネ

一部改良を受けた「A6 40 TDI quattro sport」の新価格は759万円(旧価格は792万円)。「A6 45 TFSI quattro sport」の新価格は789万円(旧価格は799万円)。

ステーションワゴンの「A6 Avant 40 TDI quattro sport」の新価格は795万円(旧価格は828万円)。「A6 Avant 45 TFSI quattro sport」の新価格は825万円(旧価格は835万円)。2.0Lディーゼルエンジン仕様は33万円安、2.0Lガソリン仕様は10万円ダウンとなっています。

塚田勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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