■押しボタン式電話機(プッシュホン)が発売
1969(昭和44)年5月17日、現在の固定電話のベースとなっている押しボタン式(プッシュホン)が発売されました。それまで一般家庭では、指でダイヤルを回す黒いダイヤル式電話機を使用していました。ところで2019年の調査では、若年層世帯の固定電話機の保有率は、20代で5.1%、30代で19.6%だそうです。携帯のおかげで、もうすぐ固定電話が消えてしまいそうですね。
また1985(昭和60)5月17日、男女雇用機会均等法が成立しました。36年も前に制定されたのに、いまだに日本女性の社会進出は先進国の中で最低クラスと言われています。2003年政府が掲げた目標は「2020年までに女性管理職の割合30%」でした。現在女性管理職の割合は、課長が7.9%、部長が4.9%だそうで、まさに絵に描いた餅の典型ですね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2019年(平成31)年5月17日、2002年に生産終了したトヨタの「スープラ」が、GRをいう名を冠して17年ぶりに復活を果たしました。BMWとの包括提携による初の共同開発モデルということも注目を集めました。
1978年にデビューした初代スープラは、北米ではスープラ、日本では「セリカXX」の名で発売され、スポーティでお洒落なGTカーとして人気を博しました。その後、3代目から日本でもスープラを名乗り、トヨタのフラグシップスポーツカーへと進化しましたが、2002年4代目で惜しまれつつ生産を終えました。
そして17年ぶり2019年に5代目GRスープラが復活しました。ダイナミックなロングノーズ/ショートデッキの低重心フォルムを継承し、ダブルバブルルーフやヘッドライトの位置を車両の内側に寄せたシルエットは、名車「トヨタ2000GT」を彷彿させるものがあります。パワートレインは、3L直6ターボ(340PS)および2L直4ターボ(258PS&197PS)の3種のエンジンと8速マニュアルモード付ATの組み合わせ。FR駆動ながら前後重量配分50:50によって、力強い動力性能とシャープな操縦安定性を実現しました。
多くのファンの期待に応えて復活した5代目ですが、なかなか見かけませんね。発売当初は、海外生産のためか供給が追い付かず、上級グレードRZ(車両価格690万円)は発売前に予約であっという間に売り切れてしまいました。現在は需要と供給のバランスが取れたのか、ほぼ納車遅れは解消されているようですが、スポーツカーは市場が限られるのは、少しばかり心配です。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)