シトロエン・ベルランゴに大人2人が就寝できる「agré(アグレ)・ベッドキット 」が純正アクセサリーに追加

■車中泊を伴う趣味に最適なベッドキット

家族や仲間とのレジャーに最適なクルマといえば、輸入MPVを牽引してきたルノー カングーをはじめ、シトロエン・ベルランゴ、プジョー・リフターという両側スライドドアを備えた魅力的な選択肢が増えています。

シトロエンベルランゴは、サイドに配置された「エアバンプ」やエクステリアデザイン、カラーリングなど、フランス車らしい遊び心ある外観、広大なキャビンとラゲッジが美点。家族でキャンプなどを単に楽しむだけでなく、オシャレなムードも相棒に求めるなら打ってつけといえる存在です。

シトロエン・ベルランゴ
シトロエン・ベルランゴの純正アクセサリーとして設定された「agré(アグレ)・ベッドキット」

ベルランゴのオーナーはもちろん、購入予備軍の背中を押しそうなアイテムが登場しました。

インポーターのGroupe PSA Japanがベルランゴに対応するアウトドア向けアクセサリーとしてを追加。無加工でベルランゴでの車中泊を可能とする「agré(アグレ)・ベッドキット 」 を設定し、純正ディーラーオプションとして販売されます。

シトロエン・ベルランゴ
「agré(アグレ)・ベッドキット」のイメージ

同ベッドキットは、広々した室内をもつベルランゴに合わせて、Groupe PSA JapanとRV Land Concept(RVランドコンセプト)のコラボ企画により開発されたシトロエン純正アクセサリー。

最近の車中泊は大ブームといえるほど定着していて、こうしたMPVには根強いニーズがあります。こうした需要に応えるべく、ベルランゴのMPVとしての高い快適性を目的地に着いた後でも楽しめるように企画されたそう。

シトロエン・ベルランゴ
5分割式マットの「agré(アグレ)・ベッドキット」

5分割式のマット構造が採用され、走行時はラゲッジルームにマットを収納。マットを使用する際は、後席を倒してエクステンションバーをセットするだけで水平にマットを展開することができます。

ベッドの表皮素材は、防汚性、耐候性に優れたPVCレザー(車両内装材の難燃基準合格品)が採用されています。キャンピングカーや簡易キャンパーではお馴染みの素材。また、メインカラー6色とサイドカラー6色の組み合わせで計22種類のカラーバリエーションも用意されていて、室内の雰囲気にこだわる多くのスタイルにマッチするはず。

シトロエン・ベルランゴ
計22種類のカラーバリエーションを用意

カラーの組み合わせは、ベルランゴの内装色に合わせた表皮色のブラックもしくはライトグレーがスタンダードカラー。サイド面にレッド、オレンジ、ライトブルー、ブラウンが設定され、さらに表皮3色(レッド、オレンジ、ライトブルー、ブラウン)にそれぞれの表皮に合わせたサイド面3色(ブラック、ライトグレー、レッド、オレンジ、ライトブルー、ブラウンから組み合わせ指定済み)も設定。

ベッド展開時のサイズは、底面サイズ1800mm×1200mm、ベッド厚さは約45mmで、大人2名が快適に就寝できるサイズが確保されます。さらに、展開時の室内高は890mmで(ModuTop装備車両=「SHINE XTR PACK」「SHINE」の場合)、ベッド下は収納に活用できる270mmが残ります。

シトロエン・ベルランゴ
車内にマットを収納したまま5人乗車が可能

5分割式ベッドは、先述のようにベルランゴのラゲッジスペースにぴったりと収納されるように設計されています。収納と展開に必要な時間は1分程度ですむそう。収納時でも後席に着座できるほか、ベッド部分を収納棚として利用できるため、4名もしくは5名乗車での移動が可能。

また、オーナーにとってうれしいのが、車体側の加工を一切することなく取付けられる点でしょう。

価格は、スタンダードカラー(ブラック、ライトグレー)が22万9900円。サイドカスタム(表皮スタンダードカラー+サイドにレッド、オレンジ、ライトブルー、ブラウン)が25万4100円。

フルカスタム(表皮レッド、オレンジ、ライトブルー、ブラウン+サイドカラーにブラック、ライトグレー、レッド、オレンジ、ライトブルー、ブラウンから組み合わせ指定済み)が25万4100円。いずれも税込です。

シトロエン・ベルランゴ
シックなカラーから明るい色合いまでカラバリの充実ぶりが目を惹く

「agré(アグレ)・ベッドキット 」は、受注生産品で、納期は受注後約1.5ヵ月で販売店に納品になるそうです。ベルランゴのオーナーはもちろん、同MPVの購入を検討していて車中泊を伴う趣味をお持ちの方は見逃せないアイテムになっています。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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