メルセデス・ベンツ GLAに500万円を切るエントリーグレードの「GLA 180」を追加

■軽量、コンパクトなオールアルミ製直噴ガソリンターボ

2020年6月に発売された2代目GLAは、Aクラスの車高を高めたハッチバック派生SUVのようなフォルムから、本格的なSUVフォルムに変身しました。

メルセデス・ベンツGLA
GLAに加わった「GLA 180」

日本上陸時は、2.0L直列4気筒ディーゼルターボと4WDの組み合わせである「GLA 200 d 4MATIC」のみでした。同年10月には、2.0L直噴ガソリンターボを積むハイパフォーマンス仕様である「メルセデスAMG 35 4MATIC」「メルセデスAMG GLA 45 4MATIC+」が追加されています。

メルセデス・ベンツ GLA
「GLA 220d」のエクステリア

2021年4月5日に発表、同年5月からデリバリーされる予定の「GLA 180」は、1.4Lの直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンを積むエントリーグレード。価格は495万円で、「GLA 200 d 4MATIC」が503万円(2021年5月31日まで、6月1日からは518万円)と比べると、価格が抑えられています。

「GLA 180」に搭載される1.4Lの「M 282」型ガソリンエンジンは、オールアルミ化され、小型、軽量化されると共に高い静粛性、低振動を実現しているそう。ターボに電子制御ウェストゲートを搭載し、フレキシブルな過給圧制御により、低負荷域でも最適な過給圧を設定することが可能としています。

メルセデス・ベンツGLA
「メルセデスAMG GLA 35 4MATIC」のラゲッジ

さらに、デルタ形シリンダーヘッドの採用により、搭載時の高さがある一方、幅や重さを抑制。ほかにも、インテークマニホールドとエグゾーストマニホールドを半一体型にすることで、小型化が図られています。

また、最大圧力250barの高圧インジェクションポンプを省スペースで配置する技術に対して特許を取得していて、多孔式インジェクションノズルを燃焼室の中央に置き、バルブに燃料ジェットを当てずに燃料を噴射することが可能。

この高圧縮比4気筒エンジンは、ノイズの低減にも注力しています。吸気ダクトにヘルムホルツ共鳴器が備えられ、触媒コンバーターには遮音シールが施されているほか、カバーもノイズ低減の役目を持たせています。

組み合わされるトランスミッションは、「7G-DCT」のデュアルクラッチトランスミッション。駆動方式はFFです。

なお、2.0Lガソリンターボを積む「メルセデスAMG GLA 35 4MATIC」の価格は702万円、「メルセデスAMG GLA 45 4MATIC+」の価格は895万円です。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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