■人類が初めて北極点に到達した「北極の日」
1896(明治29)年4月6日、第1回オリンピックがギリシャのアテネで開催されました。フランスのクーベルタン男爵が古代に行われていた「オリンピアの祭典」に感銘を受けてオリンピック開催を呼びかけたことが始まりとされています。日本が初めてオリンピックに参加したのは、1912年のストックホルム大会からで、このときの代表選手は金栗四三と三島弥彦の2人だけでした。NHKの大河ドラマでやってましたね。
また、4月6日は「北極の日」です。1909年の4月6日に探検家ロバート・ピアリーが西洋人として初めて北極点に到達したことに由来します。しかし、ピアリーが北極点と思っていた地点は、実際には6kmほどずれていたというオチがありました。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
1973(昭和48)年4月6日、一世を風靡したスポーティカー「セリカLB(リフトバック)」が発売されました。セリカLBは、初代セリカの発売から2年半後に追加設定されたモデルです。
1970年にデビューした初代セリカは、スラントノーズに丸目4灯ヘッドライト、ボディと一体化した大型バンパーなどを採用。スムーズな流れを意識した優美なスタイルが若者を魅了しました。
そして、セリカの人気をさらに爆発させたのが、1973年に追加設定されたセリカLBでした。最大の特長は、トヨタが「リフトバック(LB)」と呼んだ、なだらかな傾斜を持つテールゲートをヒップアップさせた斬新なフォルムでした。テールランプはそれまでの横長に対して、縦長5本のスリット型に変更。人気の秘密はデザインだけではありません、2.0L DOHCエンジンを搭載したトップグレード「セリカLB 2000GT」は、やはり当時若者に絶大な人気のあった「スカイライン2000GT」と真っ向勝負しても負けない圧巻の走りを誇っていました。
セリカLBは、スポーツカーによくある流線型ではなく、それまでの日本車にはなかったアメ車風の男性的な強いラインが魅力でした。数あるトヨタ車の中でも、デザイン性の高さでは抜きんでていたモデルではないでしょうか。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)