■ハイブリッドに関わるシステム技術をトヨタが無償提供することを発表
1911(明治44)4月3日、東京中央区の日本橋が木橋から石橋に架け替えられました。日本橋は、1603年に江戸幕府の開府とともに架橋され、歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」の最初の絵として描かれています。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2019(平成31)年4月3日、トヨタがハイブリッドに関わるモーター、コントロールユニット、システム制御などの技術を他社に無償提供することを発表しました。将来技術としてEVに押され気味のHVの普及を図ること、THS(トヨタハイブリッドシステム)の普及によってシステムサプライヤーとして受益することが目的だと思います。
また1991年のこの日、トヨタの高級パーソナルカー「ソアラ」がフルモデルチェンジ、4代目がコンバーチブルとなって登場しました。
初代ソアラは、今から40年前の1981(昭和56)年2月にデビュー、1980年代の高級車「ハイソカー(High Society Car)」ブームを牽引、時代を象徴するクルマとして大ヒットしました。2代目はバブル期と重なり初代にも増して人気を博しましたが、3代目はバブル崩壊時期だったため、思ったような人気を得られませんでした。
その後、1991年にフルモデルチェンジして登場したのが4代目ソアラです。流線型のフォルムに、当時のトヨタのフラグシップ「セルシオ」と同じ4.3L V8エンジンと5速ATを組み合わせたパワートレインを搭載。最大のアピールポイントは、電動で開閉できる「電動格納式メタルトップ」の採用です。約25秒でクーペ→オープン、オープン→クーペへと変身できるハードトップのコンバーチブルでした。
この4代目を最後にソアラの名前は消滅、2005年に「レクサスSC(コンバーチブル)」へと一本化されました。2010年にはレクサスSCが生産終了しため、トヨタから高級パーソナルカーのコンバーチブルが消えることとなりましたが、2020年、レクサスのフラグシップクーペLCにコンバーチブルが追加設定され、現在に至っています。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)