■1966年3月31日、日本の人口が1億人を突破
1889(明治22)年3月31日、パリのエッフェル塔の落成式が行われました。エッフェル塔は東京タワーのように電波塔の役目はなく、パリ万博のシンボルとして建設されました。当時は世界一高い建物でしたが、景観を損なうと意外と不評だったそうです。
また、日本の人口が1966(昭和41)年の3月31日に1億人を突破したと言われています。現在(2021年2月)の人口は約1億2562万人ですが、日本の人口は2008年をピークに減少し、2048年には1億人を割り込むそうです。今後も高齢者が増え、生産年齢者が減るという厳しい状況が続くことを意味します。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
1978(昭和53)年3月31日、ダイハツのフラッグシップモデル「シャルマン」のビッグマイナ―チェンジが行われました。
シャルマンは、2代目カローラをベースに1974年にダイハツの大衆上級車4ドアセダン/5ドアバンとしてデビュー。なぜカローラベースかというと、ダイハツは1967年にトヨタと業務提携していたからです。角張ったボディに丸型4灯ヘッドライトを装備、メッキパーツを多用してインテリアの素材にもこだわって高級感を演出しました。パワートレインもカローラから流用、エンジンは1.2Lと1.4Lの4気筒OHVとトランスミッションは5MTと4MT、ATが用意されました。
そして、1978年にビッグマイナーチェンジが行われました。エンジンを53年排ガス規制に適合させるため、1.3Lと1.6L(いずれもトヨタ製)に変更、またデザインではフロントをスラントノーズにしてフロントグリルも変更されました。初代はダイハツ初の上級車ということで好調に滑り出しましたが、その後は右肩下がり。このマイナーチェンジでも販売は伸びずに、1981年に2代目にバトンを渡す形で生産終了となりました。
カローラや日産サニーを筆頭にトップセラーモデルが並ぶ当時の激戦区の中では、シャルマンはその存在感を示すことができませんでした。結果として、失礼ながら現在でもレアなクルマとして名前が挙がってしまうシャルマンです。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!