■米国がロシアからアラスカをたったの750万ドルで買収
1958(昭和33)年3月30日、1964年に開催された東京オリンピックの会場となった国立競技場が明治神宮外苑に完成しました。しかし、2020年の東京オリパラ開催の決定を受けて2014年にその歴史の幕を閉じ、2019年11月に完成した新国立競技場にバトンを渡しました。
また1867年のこの日、米国がロシアからアラスカをたったの750万ドルで買い取りました。当時は何の価値もない寒いだけの土地と思われていましたが、その後の調査でアラスカは天然資源の宝庫であることが分かりました。ロシアは、さぞかし悔しがったでしょうね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2015(平成27)年3月30日、ホンダから軽の2人乗りオープンスポーツカー「S660」が発表されました。
S660の起源は、1992年発売のミッドシップ(MR)のオープンスポーツカー「ビート」まで遡ります。ビートは、レスポンスの良い660ccの高回転型NA(無過給)エンジンを搭載、シャープな走りが人気となり1996年まで生産されました。
その19年後の2015年にデビューしたのがS660です。エンジンはビートがNA(無過給)であったのに対してターボを装着。トルクを太くして中高速域の伸びを向上させて走りに磨きをかけました。トランスミッションは、軽初の6速MTとCVTを用意し、CVTには力強い走りの「スポーツモード」と「標準モード」の切替機構が採用されました。
また、曲がる楽しさを追求して高いコーナリング性能にこだわっているのもS660の特徴です。MRレイアウトと低重心で理想的な前後重量配分45:55を実現し、さらにコーナリング特性を安定させる「アジャイルハンドリングアシスト」を採用。これは、横滑り防止システム(ESC)を応用してコーナリング中にブレーキ力を制御するシステムです。
久しぶりのホンダのオープンカーということもあり、発売当初は1年以上の納車待ちとなりましたが、徐々に販売数は落ち、先ごろ、2022年3月に生産を終えることが発表されました。嗜好性の強いモデルなので仕方ありませんが、少数派となったスポーツカーファンのためには長く作り続けてほしかったようにも思います。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!