■トヨタとスズキがインド市場における車両の相互供給で合意
3月29日は、「マリモ記念日」です。北海道の阿寒湖のマリモが「特別天然記念日」に指定されたことを記念して制定されました。子供の頃お土産でもらって、大きくならないか毎日眺めていたことを思い出します。余談ですが、お土産のマリモは阿寒湖以外で採取された繊維状の「藻」を人の手で丸めたものらしいですよ。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2018(平成30)年3月29日、トヨタとスズキはインドでハイブリッド車などのOEM相互供給に向けて基本合意したことを発表しました。両社は、2017年2月に業務提携に向けた覚書締結以降、具体的な協業の検討を進めていました。その一環として、トヨタからスズキへは「カローラ」を、スズキからは「バレーノ」「ビターラ・プレッツァ」を供給して、お互いの現地子会社で販売することになりました。
歴史を遡ると、1965(昭和40)年のこの日、ダイハツからオープンモデルの「コンパーノ・スパイダー」が発表されました。ダイハツが初めて小型乗用車市場に投入したのは、1963年発売の「コンパーノ・バン/ワゴン」1964年発売の「コンパーノ・ベルリーナ」でしたが、それをベースにした派生モデルがコンパーノ・スパイダーです。
ベルリーナのルーフを取り去り、収納可能なソフトトップを持った4人乗りのコンパーノ・スパイダー。0.8Lから1Lへの排気量拡大とツインソレックスキャブレターの採用によって、最高出力65PSを発揮しました。これに、4速MTを組み合わせて最高速は145km/h、0→400m加速は18.5秒と立派な性能を誇りました。デザインは、当時フェラーリやアルファロメオなど数々の名車を手がけたイタリア人カーデザイナーのアルフレッド・ビニアーレでした。
コンパーノ・スパイダーは大人気とはいきませんでしたが、イタリア車のようなお洒落なスタイルが一目置かれる「通なクルマ」として、安定した販売台数を記録しました。確かに、昔のイタリア映画に出てくるような雰囲気がありますね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!