■岡山県人形峠のウラン濃縮プラント操業開始
1982年3月26日、岡山県人形峠で遠心分離式による「ウラン濃縮パイロットプラント」が操業を開始しました。天然ウランには、原子力発電用の燃料として使う「ウラン235」が0.7%程度しか含まれていないため、プラントの遠心分離機で5%程度まで高めた「濃縮ウラン」を製造します。しかし、現在このプラントは稼働しておらず、ウラン燃料のすべてが海外から輸入されているそうです。
また、2016年のこの日、東北新幹線終点の新青森~新函館北斗間の149kmの北海道新幹線が開業。おかげで、東京から新函館北斗まで最速4時間弱で移動できるようになりました。また、その先の新函館北斗~札幌間については、2030年度の開業を目指して工事中です。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2009(平成21)年3月26日、トヨタの最上級セダン「クラウンマジェスタ」の5代目が登場しました。
実は、2005年以前のトヨタの最上級モデルは、1989年から発売されていた「セルシオ(海外ではレクサスLS)」でした。1991年に登場した初代のクラウンマジェスタは、クラウン以上でセルシオ以下を狙ってその隙間を埋めるモデルとして発売されました。一方でセルシオは、2005年からセルシオの名称を廃止、国内でもレクサスブランドからレクサスLSとして販売されるようになりました。したがって、この時点からマジェスタがトヨタの最上級モデルになったのです。
トヨタの最上級モデルとなった5代目マジェスタのアピールポイントは、さらなる高級感と車格の向上でした。具体的には、前後座席間距離を延ばすことによる広く豪華になった室内空間、ステアリングとシフトノブには天然ウォールナット、シートは国産牛の柔らかな本革シートを採用。エンジンは、レクサスゆずりの4.6Lと4.3LのV8エンジン、足回りには全グレードに電子制御エアサスペンションを装備。さらに安全面では、最新の「プリクラッシュセーフティシステム」を採用するなど、すべてにおいて最高級車にふさわしい仕様となりました。
クラウンマジェスタは、2005年以降(センチュリーを除いて)実質的にトヨタの最高級モデルになりましたが、残念ながら2018年に27年の歴史に終止符を打ちました。次期クラウンのSUV化が報じられ、トヨタのセダンが次々と生産終了となる中、マジェスタが消えるのも当然の流れかもしれませんね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!