ツイッターがスタート。トヨタと日野が手を組んだ初代「ハイラックス」デビュー!【今日は何の日?3月21日】

■日本で初めてカラー映画が公開

3月21日は、「カラー映画の日」です。1951(昭和26)年のこの日、日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」が公開されたことに由来します。もちろん見たことはありませんが、宣伝用ポスターは時々目にしますね。ちなみに世界初のカラー映画は、1932年のディズニー短編アニメーション「花と木」だそうです。

また2006(平成18)年3月21日は、世界で初めてツイートが行われた日です。Twitterは4人で起業し、その中のひとりジャック・ドーシーが、「今、私のツイッターを立ち上げました」という内容をツイートしたのが始まりでした。日本では2008年4月に日本語版が使えるようになり、あっという間に若者に普及しました。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

今から53年前の1968(昭和43)年3月21日、トヨタの「ハイラックス」が発売されました。トヨタの「ライトスタウト」と日野自動車の「ブリスカ」の統合後継モデルとして登場。トヨタが企画、日野が開発と生産を担当しました。

1968年発売の初代ハイラックス
1968年発売の初代ハイラックス
2017年発売の8代目ハイラックス
2017年発売の8代目ハイラックス

ハイラックスは、ベンチシート3人乗りのボンネット型小型トラックです。パワートレインは、70psを発揮する1.5Lエンジンと4速MTの組み合わせ、頑強なセパレートフレーム構造を採用。乗用車並みの装備をもつデラックスとスタンダードの2グレードを用意し、積載量は1トンでした。ピックアップトラックの本場である北米にも輸出され、「タフで壊れない」という高い信頼性と使い勝手の良さが評価され、人気を博しました。

4代目は「ドリームトラック」としてアメリカで大人気
4代目は「ドリームトラック」としてアメリカで大人気

その後、市場の要求に合わせてモデルチェンジをしながら世界180ヵ国以上に輸出され、2017年時点の世界累積販売台数は1,772万台です。日本では、2004年の6代目で一旦販売を休止していましたが、2017年に8代目となる現行のハイラックスが復活を果たして好評を得ています。

初代ではありませんが、真っ黒な4WDの4代目ハイラックスがマイケル.J.フォックス主演の「バック・トゥ・ザ・フーチャー(1985年)」の中で「ドリームトラック」として登場して大きな話題になり、ハイラックスの売り上げが伸びたこと、ご存知でしょうか?アメリカ人ってほんとにボンネット型ピックアップが好きですよね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

(Mr.ソラン)

この記事の著者

Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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