■究極のアバルト「695 Biposto(ビポスト)」にも採用されたメカニカルLSDを搭載
全長3660×全幅1625×全高1505mmのコンパクトボディをピリ辛な内外装で仕立て、スポーティな走りを堪能できる「Abarth(アバルト)595」。都内でも箱根の山でもよく見かけます。狭い街中や駐車場事情でもホットハッチを諦めたくないというニーズに応えてくれるモデルです。
そのアバルト595シリーズに、限定車の「595 Momento(モメント)」が加わり、2021年3月9日(火)から80台限定で販売されています。
同限定車のエクステリアは、通常は設定のない特別ボディカラー「Grigio Opaco」(マットグレー)を採用。さらに、ドアミラーカバーやリップスポイラーに専用カーボンアクセサリーパーツが配され、レースカーを想起させるスポーティなスタイルに仕上げられています。
ベース車は、595シリーズの中でもっともハイパフォーマンスモデルである「595 Competizione(コンペティツィオーネ)」。1.4L直列4気筒ターボは最高出力180psを誇り、ホールド性と軽量化を両立したSabelt製スポーツシート、高性能エキゾーストシステム「レコードモンツァ」、ブレンボ製フロントブレーキキャリパーなど、走りを強化するアイテムが揃っています。
「595 モメント」は、このようなベース車の基本性能の高さはそのままに、スポーツ性をさらに強調する特別装備。また、ベース車と同様、右ハンドル、左ハンドルのいずれも選ぶことができます。さらに足まわりには、12スポークの専用17インチアルミホイールやイエローのセンターハブキャップが用意されるほか、イエロー仕上げのブレンボ製4ポッドブレーキキャリパーを装備。
さらに“究極のモデル”と称される「695 Biposto(ビポスト)」にも採用されたメカニカルLSDが搭載されたことでコーナリング後半の加速が高められているとのことで、走りにもより鋭さが増しているようです。
インテリアには、カーボンインストルメントパネルをはじめ、専用のファブリック地が採用されたSabelt製スポーツシート、インテリアのアクセントとなるイエローシートベルトにより、気分が高揚するような演出を用意。
同限定車は全車5速MT仕様になり、右ハンドル車が31台、左ハンドル車は49台限定で、計80台となります。
数々の専用装備によりレースイメージが強化された「アバルト595 モメント」は、トップレベルのスポーツ性能などよって刺激的な内・外装、走りを享受できます。気になる価格は、412万円です。
(塚田 勝弘)