天皇誕生日。光岡自動車のクラシックスポーツカー2代目ヒミコがデビュー!【今日は何の日?2月23日】

■個性的なクルマづくりを続ける光岡自動車の手作り受注生産車

今日2月23日は、「天皇誕生日」国民の祝日です。ちなみに、昭和の天皇誕生日は4月29日、平成の天皇誕生日は12月23日でした。また、ふ(2)じ(2)さん(3)の語呂合わせとこの頃が最もきれいに見えることから「富士山の日」と制定されています。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2015(平成27)年2月23日、ホンダの新社長に八郷隆氏が内定。また2017年のこの日、日産自動車の社長兼最高経営責任者(CEO)に西川廣人氏が内定したことが発表されました。

2018年のこの日、光岡自動車から2シーターオープンカー「ヒミコ(Himiko)」が発売されました。

2018年発売2代目ヒミコ
2018年発売2代目ヒミコ

光岡自動車は、年間生産台数が500台程度と少量ながら、日本で10番目に誕生した富山県にある乗用車メーカーです。大手自動車メーカーのクルマをベースにデザインを変更して個性的なクルマづくりを行っています。手作り受注生産の強みを生かして、クラシックカーテイストのクルマを中心に、最近はスポーツタイプのファッショナブルなクルマも製造しています。

2018年発売2代目ヒミコ(2)
2018年発売2代目ヒミコ

ヒミコは、マツダの「ロードスター」をベースにデザインを変更したクラシカルなオープンスポーツカーです。初代は、2008年の12月にデビューして、今回が初めてのフルモデルチェンジで2代目です。初代のベースはロードスターNCでしたが、2代目はNDに変更。デザインは大きく変わらず、超ロングノーズでクラシックテイストのグリルとヘッドライトは継承しています。全長はロードスターよりも665mm長く、その分ホイールベースも600mm長い、とにかくロードスターの面影は微塵もありません。ただし、外観だけ変更した「ハリボテ」ではなく、空力やロングノーズで前後重量配分を48:52とするなど実用性についてもチューニングされてます。

2016年マツダ・ロードスターND
2016年マツダ・ロードスターND

基本的には手作りの受注生産なので、初代ヒミコの2008年12月の発売開始から9年での累計販売台数はわずか271台(うち、国内が158台)です。

ロードスターNDの販売価格249万~314万円に対して、ヒミコの価格は498~598万円と約2倍。超個性的で目立つこと間違いなしのクルマですが、ロードスター2台分の価値があるかどうかはユーザー次第ですね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

(Mr.ソラン)

この記事の著者

Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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