■米国のモータースポーツで最も人気の高いレース団体NASCARが設立
2月21日は、「日刊新聞創刊の日」です。1872(明治5)年のこの日、現存する中では日本初の日刊新聞「東京日日新聞(現、毎日新聞)」が創刊したことに由来します。また1875年には、世界初の新聞戸別配達を始めました。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
1948年のこの日、米国のモータースポーツの総括団体「全米自動車競走協会(NASCAR)」が設立されました。NASCARのレースは、もともとは市販車ベースで始まりましたが、現在は厳しい制限の中で市販車とは全く異なる車両のレースになっています。1990年代から、ほぼ毎週のレースが超満員になるほど米国では人気NO.1のレースです。ただし、モータースポーツ全般に言えることですが、最近は人気に陰りが見え始めています。
さらに1990(平成2)年2月21日、三菱自動車からそれまでの軽自動車のスタイルとは全く異なる背の高い「ミニカトッポ」が発表されました。
1990年1月に軽自動車の排気量(550cc→660cc)の規格変更があり、その2月に登場したのがミニカトッポでした。6代目「ミニカ」をベースに排気量を660ccに拡大、最大の特徴は奇抜と思えるようなハイトルーフ(ミニカに比べて全高を230mmアップ)とし、シートポジションはほとんど上げずにヘッドクリアランスを拡大したことでした。また、運転席側のドアと助手席側のドアサイズが異なる「左右非対称ドア」を採用、運転席側は小さく、助手席側は後席のアクセスが容易なように大きいドアにしたのです。
ミニカトッポは、「ハイトワゴン」の元祖的な存在ですが、その後ハイトワゴンの一大ブームを起こしたのは、1993年にデビューしたスズキの「ワゴンR」でした。その違いは、ワゴンRが車高の高さを利用してホイールベースを広げて、シートポジションも200mm程度上げたことです。その結果、大人4人が余裕をもって乗れる居住空間と乗降のしやすさ、さらに広い視界を確保することに成功したのです。
ミニカトッポは車高を高くするという着眼点はすばらしかったのですが、もう一つアイデアが足りなかった、惜しいクルマだったということですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)