■初代インテグラはスタイリッシュさと爽快な走りが魅力
2月18日は、「万国郵便連合加盟記念日」です。1877(明治10)年のこの日、日本が国際機関の万国郵便連合に加盟したことに由来します。
また、ポーランドの天文学者で地動説を唱えたコペルニクスが1473年のこの日に生まれ、「天地の日」に制定されています。キリスト教の教義であった「天動説」を否定することを死の直前まで公にせず、地動説「天体の回転について」が初刷されたのは死の前日でした。さらに、彼の学説が実証されたのはその200年後でした。常識を覆す発想や展開ができるのはまさに天才ですね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
![1980年発売のクイント](https://clicccar.com/uploads/2021/02/13/a23de5179194cba079f1f0a607de9c6e-20210213211047-e1613218460744-380x297.jpg)
1985(昭和60)年2月19日、ホンダの「クイント」がフルモデルチェンジして「クイントインテグラ」とネーミングして発売されました。
![1985年発売のクイントインテグラ](https://clicccar.com/uploads/2021/02/13/7dacb01bc1fc096ebce6be8607a4521e-20210213211211-e1613218527618-380x297.jpg)
クイントは、サイズ的には「シビック」と「アコード」の中間のコンパクトカーでしたが、中途半端な位置づけのためか、販売は低迷していました。そのクイントに代わる新しいモデルとして登場したのが、「クイントインテグラ」です。クイントインテグラは、先代の実用性重視のファミリカーから一転、スタイリッシュなフォルムで走行性能を追求したスポーティなモデルへと変貌しました。
フロントマスクは、低いノーズで当時流行っていたリトラクタブルヘッドライトを採用。3ドアハッチバック、5ドアハッチバック、4ドアセダンを用意し、1.6Lの高性能DOHCエンジンと5速MT、3速AT(後に4速AT)を組み合わせ、FF駆動が踏襲されました。
![1987年発売のプレリュード](https://clicccar.com/uploads/2021/02/13/e4cdf61693f5a270b6c372634048105e-20210213211721-e1613219202381-380x244.jpg)
![1989年発売の2代目インテグラ](https://clicccar.com/uploads/2021/02/13/4265ea1b445c5af243772b416cec97bf-20210213211733-e1613218952106-380x248.jpg)
こうして出来上がったクイントインテグラは、「シビック」よりも安定した走り、「プレリュード」よりも小気味よい走りで高い評価を受け、国内外で大ヒットしました。さらに、これに続いた2代目「インテグラ」(車名からクイントが消える)は、VTECエンジンを搭載したクーペとしてスポーティさに磨きをかけ、その名を馳せました。この頃のホンダのスポーティなイメージは、同時期に登場したプレリュードとインテグラの人気によるところが大ですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)