■カルタスの後継として登場した初代スイフト、人気が出たのは2代目以降
2月9日は、「漫画の日」です。漫画界の巨匠である手塚治虫さんの命日にちなんでいますが、実は他にも「11月3日」と「7月17日」も漫画に日に制定されてます。11月3日は、文化の日ですが手塚治虫さんの誕生日でもあり、漫画文化の発展を祈願する記念日。また7月17日は、英国の風刺週刊誌「パンチ」が刊行された日です。漫画は、世界に誇れる日本文化のひとつですから、3つあってもいいのかもしれませんね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2000(平成12)年2月9日、スズキから新型コンパクトカー「スイフト」が発売されました。
スズキ初のコンパクトカーは、スイフトの前身にあたる「カルタス」で、初代は1983年まで遡ります。カルタスは、排気量1.0Lエンジンを搭載したFFの3ドアハッチバックで、欧州ではスイフトと名乗っていました。
そして2000年にカルタスの後継車として国内で登場したのが初代スイフトです。軽のプラットホームを流用し、ホイールベースは軽自動車と同じでトレッドを広げたボディに、排気量1.3Lのエンジンを搭載した5ドアハッチバックでした。軽ベースで、さらに軽の部品を流用して低価格に抑えたため、初代は軽自動車のイメージから脱却できず、すでに大人気となっていた「ヴィッツ」などには到底太刀打ちできませんでした。
専用部品に設計し直して軽のイメージを一掃したのは、2004(平成16)年発売の2代目スイフトでした。計画段階から世界戦略車として開発され、国内外でスイフトと認知されたこの2代目こそ、スズキの実質的な世界戦略車第1号と位置付けられます。以降、モデルチェンジしながら進化を続け、安定した人気を誇っています。
現在の4代目スイフトもパワーアップした高次元のスポーティな走りで人気を得ています。初代のスイフトは、小型のクロスオーバーチックなモデルでありながら、ダイナミックさに欠けたことが注目されなかった理由でしょうか。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)