■「Jeep」ブランド80周年を記念し、コンセプトカラーの「グラナイトクリスタルメタリック・クリアコート」を設定
コロナ禍にあっても「ジープ」ブランドは好調なセールスを記録しています。2020年は前年比1.7%増の1万3588台になり、過去最高を更新。その原動力は、高い悪路走破性を誇るラングラー、コンパクトSUVのレネゲードなどが担っているそうです。
FCAジャパンは、ジープの誕生80周年を記念して、レネゲード、ラングラー、ラングラー・アンリミテッド、チェロキーの各モデルに、限定車の「80th Anniversary Edition(80thアニバーサリーエディション)」を設定しました。2021年2月11日(レネゲードは4月)から販売が開始されます。1941年に軍用車両として誕生したジープは、2021年に80周年を迎えます。
今回のボディカラーは、約4万件に達した投票により決定されたもので、全モデル共通のコンセプトカラーである「グラナイトクリスタルメタリック・クリアコート」に加えて、モデルごとにカタログモデルにはないボディカラーが設定されています。
インテリアは全モデルがブラックになります。また、限定車の専用装備となるエクステリアバッジやグラナイトアクセント付18インチアルミホイール、初代「Jeep Willys」のタグ付きレザーシート、80thアニバーサリータグ付フロアマットが採用されます。
レネゲードとチェロキーには、高い開放感が味わえるデュアルペインパノラミックサンルーフも装備。
「ラングラー/ラングラー・アンリミテッド 80thアニバーサリーエディション」は、豪華仕様の「サハラ」がベースになります。
エクステリアは、ダークグレーアクセント入りのフロントグリルやヘッドライトベゼル、80thアニバーサリースイングゲートプレート、グレー/ブラックカラーのJeepバッジ、「Trail Rated」バッジが用意され、限定車らしい特別感が味わえます。インテリアにも80thアニバーサリーセンターコンソールバッジが備わります。なお、「サハラ」ベースの2ドアの導入は、現行モデルでは初。
「チェロキー 80thアニバーサリーエディション」は、上級グレードの「リミテッド」がベース。エクステリアにグラナイトクリスタルのフロントグリルやフォグランプベゼル、ドアミラーが用意されます。
さらに、グラナイトアクセント付ボディ同色のフロントバンパー、ボディ同色のフロントフェイシア、ホイールフレア、シルモールディング、ダークグレーのルーフレール、ブラックのデイライトオープニングなども装備されます。インテリアには、アノダイズド・ガンメタルインテリアアクセントを用意。
「レネゲード 80thアニバーサリーエディション」も上級グレードの「リミテッド」がベースです。外装にダークグレーグリルが装備され、内装には80thアニバーサリーインストルメントパネルバッジやアクセントやグロスブラック・ステアリングホイールベゼル、ブラックヘッドライナーが採用され、上質なムードが演出されています。
「80thアニバーサリーエディション」の価格は、レネゲードが388万円(限定350台)、ラングラーは583万円(同110台)、ラングラー・アンリミテッドは616万円(同350台)、チェロキーは522万3000円(同150台)となっています。
(塚田 勝弘)