気品あるドレスアップが施されたオーテックモデル。専用ホイールが走りを支える 【日産ルークスAUTECH試乗】

■専用ホイールだけで引き締まった走りを獲得

日産ルークスは2009年に初代モデルを投入、2014年に2代目にフルモデルチェンジ、2020年に3代目となる現行モデルとなりました。今回試乗したルークスAUTECHは、ベースモデルと同じ2020年2月に導入されています。

ルークスAUTECH フロントスタイル
ルークスAUTECHのフロントスタイル。湘南ブルーのボディとシルバーパーツのマッチングがいい
ルークスAUTECHリヤスタイル
リヤにはAUTECHのエンブレムが装着される

基本的にはドレスアップを中心としたモデルなのですが、唯一専用アルミホイールのみが走りに関係するパーツとなっています。

ホイールなんてどれも同じ、と思う人もいるかもしれませんが、じつはホイールは走りの質を大きく変えるパーツでもあります。今回、ルークスAUTECHに採用されたホイールはセンター部分をディッシュ状とした上で、そこから短いスポークを伸ばしたような形状となっています。

見た目にもしっかりしたホイールですが、乗ってみるとクルマの動きがシャッキッとなっていることを感じられます。基本ドレスアップながら、どこかでちゃんと走りに差を付けてくるところは、すごくオーテックらしい部分だと感じました。

ルークスAUTECH ホイール
かなり高い剛性感を持つルークスAUTECHの専用ホイール
ルークスAUTECH グリル
シルバーパーツが装着されるルークスAUTECHのグリル

エクステリアでは、シルバーのパーツやメッキのアクセントを用いてシャープでキレのあるスタイリングを実現。

ボディカラーは数色が用意されますが、やはりオーテックらしい湘南ブルーのボディが似合う感じがします。インテリアはアイボリーの内装色を基調に明るい構成を採用、そうしたなかでブルーのステッチを組み込むことでオーテックモデルらしさを醸し出しています。

ルークスAUTECHインパネ
ルークスAUTECHのインパネ。ダッシュボードやステアリングに青いステッチが加えられている
ルークスAUTECHフロントシート
ヘッドレストやシートバッグのステッチにブルーが使われている
ルークスAUTECHリヤシート
淡いカラーとブルーのステッチの組み合わせもなかなかマッチングがいい

■ルークスAUTECH特別装備品
●エクステリア
・シルバーパーツ(フロントグリル、フロントバンパーシルバーアクセント、アウトサイドドアドアハンドル)
・メッキモール付きバックドアフィニッシャー
・AUTECHリヤエンブレム
・サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー(シルバー)
・AUTECH専用14インチアルミホイール(切削光輝)
・サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー(シルバー)
●インテリア
・AUTECH専用レザー調/トリコットコンビシート(トワイライトロゼ/アイボリーコンビ&ブルーステッチ)
・AUTECH専用レザー調ドアトリム(トワイライトロゼ)
・AUTECH専用レザー調インストパネル(トワイライトロゼ&ブルーステッチ)
・AUTECH専用本革巻ステアリング(トワイライトロゼ/アイボリーコンビ&ブルーステッチ)
・メッキインナードアハンドル
・メッキボタン付シフトノブ
●ボディカラー
・【AUTECH専用色】アトランティックブルー/ブラック 2トーン(特別塗装色)
・【AUTECH専用色】アッシュブラウン/ブラック 2トーン(特別塗装色)
・【AUTECH専用色】ホワイトパール/ブラック 2トーン(特別塗装色)
・スパークリングレッド/ブラック 2トーン(特別塗装色)
・ホワイトパール(特別塗装色)
・ソーダブルー(特別塗装色)
・ブラック(標準色)
・ブロッサムピンク(標準色)
・フローズンバニラパール(標準色)

ルークスAUTECH走り
ドレスアップモデルながら、走りの面も向上しているルークスAUTECH

(文:諸星 陽一/写真:井上 誠)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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