■軽よりもさらに小型のツインには、何と軽初のハイブリッドもあった
1916(大正5)年のこの日、日本初の飛行船「雄飛号」が所沢~大阪間を実験飛行しました。飛行船は、ドイツ製で陸軍の臨時軍用気球研究会が改造したもので、ヘリウムや水素を充填させた気球に、エンジンで駆動するプロペラなどの推進装置を装着した航空機です。気球船と言えば、ドイツの「ヒンデンブルク号」の水素引火による爆発事故が有名ですね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2003年1月22日、スズキから軽自動車よりさらに小型の「ツイン」が発売されました。
どれだけ小さいかというと、「ワゴンR」と比べると全幅は同じですが、全長が660mm短く、高さが200mmほど低い、軽よりも一回り小さいミニマムカーです。2人乗りなので、個人の足としての用途に限定される超小型モビリティ、コミューター的な位置づけの軽自動車です。
また、パワーユニットとして3気筒660ccのガソリンエンジンと、軽自動車初のハイブリッドを用意していることにも注目が集まりました。ハイブリッドシステムは、エンジンとトランスミッションに5kWのモーターを挟み込んでエンジン出力をアシストする方式です。カタログ燃費は、ガソリン車の26km/L(10-15モード)に対して、ハイブリッドは34.0km/Lと低燃費を達成。価格は、ガソリンの廉価仕様は僅か49.0万円、実用モデルで84.0万円、ハイブリッド車は139.0万円の設定でした。当時の軽自動車は、居住性を向上させたハイトワゴンが全盛期で、話題性はあったもののヒットには至らず、2005年8月に生産終了となりました。
小型モビリティが地域交通や高齢者、観光者の足として、また最近は自動運転や電動化、シェアリングと連携して注目を集めていますが、プライベート用となるとなかなか普及に至っていません。ツインについても、多くの人は可愛くて使いやすそうだから欲しいねというかもしれませんが、欲しいと思うことと実際に買うことは違います。何が悪いと言ことでなく、まだ小型モビリティが走る環境が整ってないということではないでしょうか。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)