スキーの日。レクサスからはCT200hがデビュー!【今日は何の日?1月12日】

■世界初の量産内燃機関が生まれ、レクサスのプリウス版CT200hがデビュー

1月12日は、1911年(明治44年)初めて日本人がスキーをした「スキーの日」です。

また1822年のこの日、量産された世界初の内燃機関「ルノアールエンジン(2ストロークのガスエンジン)」を発明したジョゼフ・エティエンヌ・ルノアールが生まれました。発明は1858年のことですが、その後ニコラウス・オットーが4ストロークガソリンエンジンを、デュガルド・クラークが2ストロークガソリンエンジンを発明、そして1886年のカール・ベンツのガソリン自動車の発明に至るのです。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2011年1月12日、トヨタの高級車「レクサスブランド」から、ハイブリッド専用モデル「レクサスCT200h」が発売されました。

2011レクサスCT200h
2011レクサスCT200h

レクサス初のプレミアムコンパクトカーとして開発され、ユーザー層の拡大、特に若いユーザー層の獲得を狙ったモデルです。狙いに相応しいように、5ドアハッチバックとしてスポーティさを強調したフォルムを採用。また、エントリーモデルとして購入しやすいように、ベースグレードで355万円とリーズナブルな価格設定にして人気を博しました。

2009プリウス
2009プリウス

プラットフォームは、「プリウス」と同じトヨタのCセグメントFF専用「新MC」を採用、車体サイズはコンパクトモデルながらプリウスとほぼ同等です。したがって、注目のアピールポイントのハイブリッドシステムも3代目プリウスの「リダクション機構付きTHS(トヨタハイブリッドシステム)II」を流用。エンジン、モーター、ニッケル水素電池など主要なパワートレイン構成部品はプリウスと共用し、コストを抑えながらパワーと燃費の両立を達成しています。

レクサスCT200hは、今日ちょうど10周年を迎えた長寿モデルです。生産終了かという噂もありましたが、昨2020年に改良を加えてひとまず存続の意思を表しました。しかし、その先はどうなるのでしょうか? UXとの統合、次世代モデルとして再出発、あるいは消え去るのか…。最近モデル統合を急ピッチで進めているトヨタ、どうなるのか気になりますね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

(Mr.ソラン)

この記事の著者

Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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