世界初の地下鉄開通、S660がマイナーチェンジ!【今日は何の日?1月10日】

■2015年デビューS660のデザインを深化

今日1月10日は、「110番の日」です。また1863年の1月10日、世界初の地下鉄「メトロポリタン鉄道」がロンドンのパディントン~ファリンドン間で開業しました。この時はまだ蒸気機関車で、電動化されたのは1905年以降でした。モクモクの黒煙はどうするの?と思いますが、黒煙を減らすためにコークスまたは煙の出ない石炭(?)を燃やしていたそうです。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2020年1月10日、ホンダの「S660」がマイナーチェンジされました。

1992ビート
1992ビート

ホンダS660は、軽の2シーター・ミッドシップ(MR)のオープンスポーツカーです。その起源は、1992年発売の「ビート」まで遡ります。ビートは、レスポンスの良い高回転型エンジンを搭載したミッドシップの軽スポーツカーとして人気を博し、1996年まで生産されました。その19年後の2015年に、ビートを継承する形でデビューしたのがS660でした。

2015 S660
2015 S660

そのS660も2シーター・ミッドシップを継承し、発売当初は1年以上納車待ちという人気を誇りました。エンジンは高回転型の直列3気筒DOHCターボを搭載し、ビートよりさらに高性能化させ、また応答性を高めて力強い走りに切り替える「スポーツモード」を装備しました。

2020 S660
2020 S660

そして、S660の登場から5年足らずの昨2020年1月10日に初のマイナーチェンジが行われました。マイナーチェンジのコンセプトは「デザインの深化」、スタイルそのものは大きく変わらないものの、ヘッドライトやリアコンビランプ、フロントグリル、アルミホイールのデザインを変更してきらりと光る個性を演出しました。

2020 S660内装
2020 S660内装

今回のマイナーチェンジは、内外装のデザイン変更で走行性能は変わりませんが、相変わらず爽快な走りを楽しめるコンパクトスポーツカーとしてして存在感を示しています。ダイハツの「コペン」やマツダの「ロードスター」が真っ向ライバルですが、さてどれが皆さん好みですか。

毎日が何かの記念日。今年はこれで終わり、それではまた次回!

(Mr.ソラン)

この記事の著者

Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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