平成がスタート。スズキからはハスラーがデビュー!【今日は何の日?1月8日】

■1989年1月8日は平成最初の日。ハスラーが衝撃のデビュー

1989年(昭和64年)1月8日は、元号が昭和から平成に変わり、「平成最初の日」になりました。

また1985年のこの日、日本初の人口惑星「さきがけ」が打ち上げられました。ちなみに日本初の人工衛星は、1970年に打ち上げられた「おおすみ」です。人工惑星と人工衛星の違いわかりますか? 地球を離れて太陽など恒星を周回するのが人工惑星、地球や月など惑星の周りを周回するのが人工衛星だそうです。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2014(平成26)年1月8日、スズキの「ハスラー」がデビューしました。

2014ハスラー
2014ハスラー

ハスラーは、「ワゴンR」の居住性と「ジムニー」のオフロード走破性を融合させた「軽のクロスオーバー」という新たなジャンルを確立。広い室内空間による日常の使いやすさに加え、アウトドアで悪路や雪道の走行などどこでも走り切れる走破性を楽しめるのが特徴です。販売前から爆発的な人気を得て、販売開始から1年足らずで累計台数は10万台を超える大ヒットになったのです。

1993ワゴンR
1993ワゴンR

さらに、次世代の環境技術「スズキ グリーンテクノロジー」や安全技術「スズキ セーフティサポート」を装備して燃費と安全性を高めていることも評価され、その年の「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

1970ジムニー
1970ジムニー

2020(令和2)年には、モデルチェンジした2代目ハスラーが登場。初代のキープコンセプトながら、エンジンのパワーアップや燃費技術、予防安全技術の充実によって、初代からの人気を維持して当初は3ヵ月から4ヵ月の納車待ちが続きました。

2020 2代目ハスラー
2020 2代目ハスラー

2つの特長の良いとこ取りのコンセプトは、意外と全体のバランスが崩れて上手くいかないケースが多いのですが、ハスラーは絶妙にバランスさせているように思います。また、デビューした2014年はSUVブームに火がついた頃であり、デビューのタイミングが絶妙であったことも大きな追い風になったのではないでしょうか。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

(Mr.ソラン)

この記事の著者

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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