■ニュートンが生まれ、お洒落な軽のパーソナルカーR1登場
今日は官公庁の御用始め、一般の会社でも仕事始めではないでしょうか。
1943年の今日は、万有引力で有名なニュートンが生まれた日です。ペストが大流行して大学が閉鎖になり、実家に帰っているときにリンゴが落ちるのを見て引力の作用に閃いたと言われています。この話の真偽は定かではありませんが、そのときの実家のリンゴの木の子孫が、日本の小石川植物園に植えられているそうです。それじゃ、ホント?
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2005年の1月4日、スバルの軽自動車「R1」が発売されました。
R1は、軽枠から全長を100mm以上短縮した軽自動車の中でもよりコンパクトな異色のクルマでした。かの「スバル360」を彷彿させる卵型のスタイルとお洒落な内装を装備し、2人乗りのお洒落なパーソナルカー「スーパースモールカー」をアピールしました。スバルらしく技術にこだわり、当時軽は3気筒が一般的でしたが4気筒エンジンを搭載し、またサスペンションも車軸懸架式(リジットアクスル)でなくストラット式の4輪独立懸架という凝りようでした。さらに、翌年には何とスーパーチャージャー付きエンジンを追加設定しました。
しかし注目はされたものの、販売は思うようには伸びませんでした。もともと、スバル自身も年間10,000台程度しか想定してなかったようです。なぜなら、当時はスズキの「ワゴンR」やダイハツの「ムーヴ」で火が付いた、背が高く居住性に優れたハイトワゴンやスーパーハイトワゴン全盛の時代だったからです。
スズキとダイハツの躍進の前に、スバルは登録車の開発に専念するため2008年軽自動車事業からの撤退し、R1の生産は2010年に終了しました。R1は、流行りの居住性でなくデザイン性や小気味よい走りを優先した軽自動車らしい最後の軽自動車かもしれませんね。
毎日が何かの記念日。それではまた次回!
(Mr.ソラン)