ジープからミライまで。箱根駅伝は名車が支えた!【今日は何の日?1月2日】

■正月恒例の箱根駅伝は、三菱自動車、ホンダと続き、その後はトヨタがサポート

1月2日は、初売り/初荷/初商の日、昔は2日から店を開けて商売を始めていたそうです。現在は、元旦から店を開けている店も多いですね。

また1959年のこの日、ソ連が世界初の月ロケット「ルナ1号」の打ち上げに成功し、1月2日は「月ロケットの日」とされています。ルナ1号は地球と火星の間を公転する、初の人工衛星となりました。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

今や正月の恒例イベントでお茶の間を賑わわせるのが、2日スタートの箱根駅伝です。TVでは、5~6時間ずっと選手をクローズアップしますが、同時に先導車など伴走する多くのクルマが映し出されます。すごい宣伝効果ですね。

2015クラリティFCV
2015クラリティFCV

昔は自衛隊のジープが伴走車として使用され、1990年代~2003年は三菱自動車がサポートして「パジェロ」や「デリカ」が活躍、2004年~2010年はホンダが燃料電池車「クラリティFCV」などを起用してサポート、そして2011年から現在まではトヨタがサポートしています。

2017プリウスPHV
2017プリウスPHV

2021年も「プリウス」や「プリウスPHV」、「FCVミライ」、「ヤリスクロス」、「アルファード」など最新モデルのクルマ30台以上で総力を上げてサポートしています。ランナーのために、排ガスを出さないエコカーを優先的に使ってる点が最近の特徴ですね。

2020ミライ
2020ミライ

特に話題になったのは、2019年から先導車として伴走した「センチュリーGRMN」です。センチュリーと言えば、天皇皇后両陛下や皇族が公式に乗る「御料車」でもあります。トップのランナーとともに白いセンチュリーがずっと画面に写っていました。白塗りのセンチュリーはまず見かけないので、どこの外車かと思った人もいるかもしれませんね。

2017センチュリー
2017センチュリー

駅伝やマラソンを観ていて思うことがあります。例えば、箱根駅伝の5時間以上の間、ランナーが競うシーンは僅かしかありません、変わらないシーンをずっと見ていても退屈しませんよね、不思議なスポーツだと思いませんか?

毎日がなにかの記念日。それではまた明日!

(Mr.ソラン)

この記事の著者

Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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