■ツインカム&ターボ&4WDというモンスター軽自動車が再登場
明日はクリスマス、今日12月24日はクリスマスイブです。
クリスマスの起源については、明日の記事で紹介しますが、今日はクリスマスイブについて簡単に紹介します。
日本では、イブは祝祭日の前夜や夕べを意味し、12月25日をクリスマスとして、その前日の12月24日をクリスマスイブという認識ですよね。しかし、本来のキリスト教の「教会歴」では、1日は日没から次の日没までに区切られます。したがって、24日日没から24:00までをクリスマスイブ、25日の日没までがクリスマスということになります。すなわち、クリスマスイブはクリスマスの日の一部ということで、クリスマスイブはクリスマスの前夜ではないということです。
そんな面倒な解釈は別にして、日本ではクリスマスイブは宗教的な意味をほとんど持たないので、年末の一大イベントという位置づけです。街中にイルミネーションが飾られ、家庭ではクリスマスケーキを食べ、若者たちは外で食べて飲んで楽しむというのが定番です。ところが、今年はコロナの影響によってこれまで経験したことがないような静かなクリスマスイブになりそうです。今年は我慢しましょう、来年は必ずやまた賑やかなクリスマスイブになると思いますよ。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2015年12月24日は、スズキのリトルモンスター「アルトワークス」が5代目として復活した日です。
初代アルトワークスは、走りを追求した究極の高性能モデルとして1987年にデビューしました。3気筒12バルブのDOHCエンジンにインタークーラーターボを搭載。当時の最新技術を盛り込んだ高性能エンジンは、最高出力64PS/7500rpmを発揮しました。あまりの高出力ぶりにこの64PSが最高出力規制のきっかけになり、いまに続く軽自動車の自主規制値になったのです。
その後も、進化を続け1988年の2代目、1994年の3代目、1998年の4代目、そして長年のブランクを経て2015年の今日待望の5代目が復活したのでした。「クルマを操る楽しさを追求して、さらの走りに磨き上げた軽ホットハッチ」を目指し、軽量ながら剛性を高めて専用5速MTを採用。新型エンジンで低速トルクを高めて、専用チューニングによって力強い走りを実現しました。
初代アルトワークスが誕生した1980年代は、排ガス規制が一段落して軽自動車にも高性能競争が勃発した時代です。各社こぞってターボ車を投入しましたが、そのなかでもアルトワークスはリトルモンスターと呼ばれ、他車を圧倒する走りを誇っていたのでした。
毎日がなにかの記念日。それではまた次回!
(Mr.ソラン)