インフィニティの新型SUV「QX55」をアメリカで発表【新車】

■ダブルアーチグリルを採用した堂々たるフロントマスク

日産の高級ブランドであるインフィニティ モーター カンパニーは、香港から日本にグローバル本社を移管しています。

インフィニティは、電気バッテリーの発展や電動パワートレイン「e-POWER」の搭載を拡大するとしていて電動化を推進。同時にインフィニティの最大成長市場である北米と中国を引き続き優先しながら、東欧、中東、アジア・オセアニア地域においても成長を目指す、と表明しています。

インフィニティ QX55
インフィニティQX55のエクステリア

そんな中、2020年11月18日、インフィニティは主力マーケットの米国において新型SUV「QX55」を発表しました。パワートレーンは、可変圧縮ターボの技術を実用化したことで多くの賞を受賞した4気筒エンジンを全車に搭載。

インフィニティ QX55
可変圧縮ターボの技術が採用された4気筒エンジンを搭載する

同エンジンは、最高出力268ps・最大トルク280lb-ftを発生し、マニュアルモード付きの無段変速機と、標準装備(米国仕様、カナダ仕様)になるインフィニティのインテリジェントAWDシステムが組み合わされています。

新型QX55は、インフィニティならではの大胆で特徴的なデザインを余すところなく表現したそう。目を惹くダブルアーチグリルは、日本の折り紙から着想を得たメッシュパターンにより奥行きを演出したそうで、日本の和をイメージしたモダンな芸術性が表現されています。

サイドビューは、ボンネットからフロントフェンダー、ドアパネルを経由してリヤフェンダーまで流れるようなラインを描いています。

インフィニティ QX55
インフィニティQX55のリヤ

リヤビューは、デジタルピアノの鍵盤のような45個のLEDをひとつのハウジングに収めたテールランプがポイントで、エレガントな光を放つそう。テールランプのデザインは、先日発表された「QX60 Monograph」デザインスタディにも採用されているものです。

質感の高さが特徴のインパネには、ワイヤレスの「Apple CarPlay」に対応したデュアルスクリーンのインフォテイメントシステムである「INFINITI InTouch」を用意。「Android Auto」にも対応し、USB入力端子も複数搭載されています。

セミアニリンレザーや本革を使うシートは「QX55」の広々としたキャビンを華やかに演出し、2列目シートをスライド式にすることで、居住性と積載性の高さを兼ね備えています。

インフィニティ QX55
新型インフィニティQX55のインパネ

なお、新型「QX55」は2022年モデルとして、来年春に北米で発売予定としていて、日本での発売の有無など詳細は明らかにされていません。

また、インフィニティは「QX55」に続き、先月「QX60 Monograph」としてSUVのデザインの方向性を示した次期「QX60」を発売する予定としています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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