■サイドシルスポイラーやエアアウトレットを備えるダイナミックなサイドビュー
「究極のFRピュアスポーツカー」を謳う新型SUBARU BRZ(米国仕様)がワールドプレミアされました。
2.4L水平対向エンジンが搭載され、トランスミッションは6MT/6ATが設定されます。また、フロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%も向上させるなどボディ剛性も向上され、走りへの期待が高まります。同時に内外装も一新され、写真を見る限りエクステリアデザインは初代よりもグラマラスで、ダイナミックな仕立てになっているようです。
デザインの狙いは、ひと目見ただけで走りのよさを予感させる、躍動感を持ったスポーツカーらしいものとしています。フロントマスクはより低く、よりワイドに配置されたヘキサゴングリルが低重心を主張。フロントグリルから後方に連なる芯の通ったデザインが、体幹の力強さを表しています。サイドは、絞り込まれたキャビンと力強く張り出すフェンダーによるダイナミックな抑揚が印象的で、スポーツカーらしい走りへの期待感を抱かせる造形美を奏でています。
さらに、サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に用意されたエアアウトレットなど、フォルムにアクセントをもたらし、スポーツカーとしての性能を最大限に引き出す機能性を持ち合わせた空力アイテムが多く配されているのも特徴。
一方のインテリアは、シンプルな水平基調のインパネをベースとして、低く設置されたメーターバイザーにより広い視界が確保されているそう。こうした設計により、集中して運転に専念できる空間作りがされています。ディテールでは、7インチのTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルが組み合わされたデジタルメーターが目を惹きます。これらにより、必要な情報がわかりやすく表示され、日常のドライブからスポーツ走行時まで、あらゆる状況下で直感的に情報を把握することが可能になるとのこと。
スポーツカーで大切なシートは、高いホールド性とフィット感をもたらすスポーツシートが採用されています。同シートは疲れにくく、運転に集中できる環境を作り出すと共に、 クルマの挙動を正確にドライバーへ伝えることも可能。
車載インフォテインメントにも対応しています。「Apple CarPlay」、「Android Auto」に対応する8インチの「SUBARU STARLINK マルチメディアインフォテインメントシステム」の採用により、スマホのような直感的な操作性を実現するそうです。加えて、コネクティッドサービスの「SUBARU STARLINK Safety and Security」も用意され、万一の事態に備えるつながる安全が提供されるほか、利便性を高める機能によって快適なカーライフをサポート。
米国仕様のボディサイズは、全長167.9×全幅69.9×全高51.6インチ(全長約4265×全幅約1775×全高約1310mm)、ホイールベースは101.4インチ(約2575mm)と、現行型(日本仕様で全長4240mm×全幅1775mm×全高1320mm)からほぼキープサイズと言えるでしょう。
(塚田 勝弘)
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