■150PS/340Nm・16.0km/Lの「35 TDI sport」を追加設定
日本でも取り回ししやすいサイズで人気のアウディQ2は、2020年9月にドイツ本国でマイナーチェンジを受けています。
多角形をモチーフに採り入れた個性的なエクステリア、LEDヘッドライト(オプションでマトリクスLEDヘッドライト)が採用され、アウディらしい先進的なインパネや装備が魅力です。アウディ ジャパンは、2020年12月、アウディQ2に2.0L直列4気筒ターボのTDIを追加し、発売すると発表しました。
Q2のエンジンには、1.0Lの直列3気筒ガソリンターボ(116PS/200Nm)の「30 TFSI」、1.4Lの直列4気筒ターボ(150PS/250Nm、シリンダーオンデマンド装備)の「35 TFSI」、2.0L直列4気筒ターボを積み、300PS/400Nmを誇る「SQ2」の3タイプのガソリンターボが搭載されていました。
今回、分厚いトルクと高い環境性能を両立する2.0L直列4気筒ディーゼルターボの「35 TDI」が加わったことで、より人気が高まるはず。
2.0Lのディーゼルターボは、「ボア×ストローク=81.0×95.5mm」のロングストローク型で、340Nmの最大トルクを1750-3000rpmの広範囲で発揮し、最高出力の150PSは3500-4000rpmで発生。
組み合わされるトランスミッションは、ディーゼルターボの特性に合わせてギヤ比を全体的に低めた7速Sトロニックになり、駆動方式はFFになります。標準タイヤサイズは215/55R17で、WLTCモードによる燃費は16.0km/Lとなっています。
2.0Lディーゼル搭載車は、人気装備が標準化された「Audi Q2 35 TDI sport」の1グレードのみで、価格は489万円。
「MMIナビゲーションシステム」や「スマートフォンインターフェイス」などからなる「ナビゲーションパッケージ」「バーチャルコックピット」やオートマチックテールゲートなどの快適装備が用意されます。
安全装備では、「アウディプレセンスベーシック」「アクティブレーンアシスト」「サイドアシスト」など、多くの機能をまとめたアシスタンスパッケージを装着し、充実の内容になっています。
「35 TDI sport」のサイズは、全長4200×全幅1795×全高1530mmで、1.8m幅や1.55mの高さ制限のある立体駐車場などにも入庫できます。
(塚田勝弘)