スポーツカー存続の危機?速さでは勝負できなくなった1980年代のクルマ事情をご隠居が解説【動画・MOROチャンネル】

■高性能セダンやWRCホモロゲマシンがスポーツカーを襲う!

●第1話はこちら!

「クルマ界のご隠居」こと両角岳彦さんが、クルマの技術や文化をゆるーく語る番組「MOROチャンネル」。クルマ好きならヨダレが出るテーマ「スポーツカーって、何?(全9話)」の第6話が公開されました。clicccarチャンネル有料会員の方は無料、会員でない方も1話250円でご覧いただけます。

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自動車・技術評論家の両角岳彦さんとclicccar編集長の小林和久
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自動車ジャーナリストの吉川賢一さんとモータースポーツライターの島田有理さん

今回はスポーツカーが「速さ」という優位を失ってしまった1980年代を解説します。パワー競争が熾烈を極めたこの時代、高級車だけ眺めても、メルセデスは12気筒を積むS600、ジャガーはスーパーチャージャーで武装したXJR、BMWはお得意のターボを積んだ745iを投入し、スポーツカーのお株である速さを奪ってしまったんですね。

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ツーリングカーを戦うための「戦闘機」、BMW M3とメルセデス190E 2.5-16 Evo 2

さらに悪いことに、この時代はツーリングカーレースやWRCを戦うためのベース車両がセダンやハッチバックモデルから誕生し、これまたスポーツカーの存在はさらに薄いものに。

これに対して、80年代のスポーツカーメーカーはもはや路上では性能を解き放てないようなモデルを生み出します。一例がフェラーリF40ですが、ご隠居は自身の取材やル・マンの監督経験を踏まえて、マクラーレンF1にフォーカスを取り上げます。はたしてこのクルマが傑作といわれる理由はどこにあるのか? ご隠居秘蔵のマクラーレンF1本カタログも飛び出しますよ。

その他、突如として最近のお気に入りのクルマの話が飛び出すなど、ご隠居の脱線話は今回も健在。濃密なスポーツカー話が詰まった26分をお楽しみください!

(clicccar編集部)