■価格はRS Q3が838万円、RS Q3スポーツバックが863万円
フルモデルチェンジを受けたアウディQ3、クロスオーバーSUVの新型Q3 Sportback(スポーツバック)は発売以来、好調なセールスになっているそうです。その新型Q3/Q3スポーツバックに、スポーツモデルの「RS」グレードが設定され、12月8日より発売されます。
新型Q3/Q3スポーツバックの心臓部は、定評ある5気筒エンジン。「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」の2.0~2.5Lカテゴリーで、9年連続でベストエンジン賞に選出され、quattro(クワトロ)フルタイム4WDが組み合わされていて、コンパクトながら高いレベルのスポーツ走行を堪能できます。
搭載されるパワーユニットは、オールアルミ製の直列5気筒TFSIガソリン直噴ターボで、最高出力400PS、最大トルク480Nmを発揮します。0-100km/h加速タイムは4.5秒。組み合わされるトランスミッションは、7速Sトロニックトランスミッション(デュアルクラッチトランスミッション)。
quattroフルタイム四輪駆動システムは、コンパクト、軽量な電子油圧制御式の多板クラッチが搭載されていて、前後アクスルにトルクを可変させて配分することが可能。大パワーを確実に路面へ伝達し、優れた高速安定性と操縦安定性を実現するとしています。
サスペンションは、ベース車に比べて車高が10mmダウンとなる「RSスポーツサスペンション」が標準になり、減衰力を電子制御する「RSダンピングコントロールサスペンション」もオプションで設定されています。
外観は「RS」モデルらしくスポーティな仕立てで、ブラックのハニカムメッシュグリルを備えたシングルフレームグリルや大型エアインレット、RS専用の前後バンパーやリヤディフューザー、左右2本出しの楕円形テールパイプが用意されています。往年の Audi Sport quattroを彷彿とさせる前後ブリスターフェンダーや彫りの深いサイドのロワーラインなどにより、「RS」シリーズならでは逞しさが表現されています。
足元では、20インチの10スポークスターデザインアルミホイールが目を惹きます。さらに、21インチアルミホイールやカラードブレーキキャリパーレッド、セラミックブレーキ、RSスポーツエキゾーストシステムなどもオプション設定。
一方の内装は、オクタゴンのシングルフレームグリルをモチーフとしたデザインがインストルメントパネルに配され、内・外装のコーディネイトが盛り込まれています。RSシリーズ専用モード付き「アウディバーチャルコックピットプラス」になるほか、RSロゴ付きアルカンターラ/レザースポーツシートなどによりスポーティな座り心地と上質感が演出されています。
さらに「Sスポーツシート」を備え、ステアリングやシフトノブ、シートベルト、フロアマットなどにアクセントとなるステッチが配された「RSデザインパッケージ」などをオプションからチョイスできます。
注目の価格は、「Audi RS Q3」が838万円、「Audi RS Q3 Sportback」が863万円となっています。
SUV、クロスオーバーSUVとしての居住性、積載性を備え、さらに全長4505×全幅1855×全高1605mm(RS Q3。RS Q3スポーツバックの全高は1550mm)というコンパクトサイズでありながら一級品のスポーツ性能を堪能できるのが魅力です。
※写真は欧州仕様です。
(塚田 勝弘)