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■新型「Vinoora(ヴィノーラ)」に一番似ているのは?
台湾ヤマハ(ヤマハ発動機の台湾法人「台湾山葉機車」)が現地市場向けに発表した、新型の125ccスクーター「Vinoora(ヴィノーラ)」が、ネットなどを中心に話題を呼んでいます。
その理由は、なんと言っても独特なフェイスデザイン。特に丸目2灯のLEDヘッドライトは、まるでアニメのキャラが目をウルウルさせているような雰囲気で、なんとも言えない可愛い感じ。
自称「動物好き」の筆者の場合は、そのなごむ雰囲気から、あれこれと勝手に好きな動物たちの顔を想像して楽しんでいるほどです。
そこで、ここでは、そんな筆者が独断と偏見で選んだ、ヴィノーラに似ている動物ベスト5をお届けしましょう。
●1位:チワワ
ヴィノーラは、クラシックとトレンドを融合した造語「ニュートロ(NEWTRO)」をデザインコンセプトにしています。
それが顕著にあらわれているのが、前述の通りヘッドライトの形状。筒状に前方へ伸びた2つのライトユニットがレトロな雰囲気を醸し出し、レンズ内に装備されたリング状のLEDライトが新しさを表現しています。
そして、その個性的なフェイスデザイン、特にヘッドライトの雰囲気は(個人的に)チワワの目にそっくり。
ちょっと飛び出したチワワの目は、光の加減によりウルウルしたように見える時がありますが、ヴィノーラのヘッドライトもまさにそんな感じ。ベスト1はチワワに決定です!
●2位:びっくり顔の猫
筆者は2匹の愛猫と共に生活していますが、ビックリしたときや、何かに警戒して真顔でこちらを見るときのまぁるい目が、ヴィノーラのヘッドライトにそっくりです。
夜行性の猫は、ご存じの通り、眼球が明るいときは細長く、暗くなると周囲がより見えるように丸くなります。なので、特に夜間にビックリして、まるい眼球に光が当たった時はかなり似ていると思いますよ。
●3位:出目金
金魚の一種、目が大きく突き出た出目金が第3位です。ヴィノーラのヘッドライトが、斜め前方から見た時に、かなり前方に飛び出した形状をしていることからのランクインです。
厳密に言えば、ヴィノーラは樹脂製カバーでライトユニット内部は防御されていますが、出目金は目がむき出し(飼育の際は目に注意が必要)。ちょっと違う点はありますが、雰囲気が似ていることは間違いなし!です。
●4位:リスザル
大きくて、愛くるしい目をしたリスザルが第4位。よく見ると、ヴィノーラのフェイスデザイン、特にヘッドライトとの共通点はあまりないのですが、やはり、目がウルウル系の少し寂しげな感じの時があり、その雰囲気が似ていることで見事(?)ランクインです。
ちなみに、リスザルは元々は主に中南米に生息していますが、最近は飼育しやすいということでペットとしても人気です。また、1958年にアメリカの宇宙ロケットに乗り、霊長類で初めて宇宙旅行をしたことでも知られています。
●5位:フクロウ
「大きな目をしている」という、ほとんど“こじつけ”の選定理由ですが、可愛いという点ではヴィノーラの顔と同類項ということでご勘弁を。
余談ですが、フクロウも猫と同じく夜行性のために、暗いところでもよく見えるように目が大きいのだそうです。しかも、右目と左目で別々の物を見ることが可能だったり、色は判断できない代わりに弱い光の中でも人間よりシャープに物が見えるといった特性があります。夜間に獲物を狙うことに特化しているんですね。
●で、実際どんなバイク?
皆さんは、どんな動物に似ていると思いましたか? ここで挙げた以外でも、きっと似ている動物はまだまだいそうですね。
ところで、最後になってしまいましたが、当サイトもクルマとバイクの専門メディアですから、ヴィノーラの特徴についてもご説明しておきましょう。
搭載するエンジンは空冷4ストローク単気筒2バルブ125ccで、走行性能と環境性能を両立させたブルーコアエンジンを採用しています。
車体は、高剛性ながら軽量なフレームを採用することで94kgという車体重量を実現。シート高745mmという足着き性の良さと相まって、女性や小柄な人でも扱いやすい都市型のコミューターです。
なお、ボディサイズは全長1710mm×全幅665mm×全高1090mmで、125ccクラスのスクーターとしては比較的コンパクトな車体となっています。さらに、フロントカウル内のメインキー近くにはUSB充電ポート、シート下には大容量のラゲッジスペースなどもあり、必要十分な実用性を確保しています。
カラーバリエーションは、グレー、ホワイト、グリーン、ブルーの4色。価格は7万6300台湾ドル(約28万円)〜です。ヘッドライトのプロテクションフレームなど、各種アクセサリーを装着した上級グレードの「ヴィノーラM」もあります。
日本での発売は未定ですが、なかなか個性的なデザインだけに、ちょっと気になるモデルですよね。
(文:平塚 直樹/写真:ヤマハ発動機)