■4WDのガソリン車を特別仕様車の「Vセレクション」にスイッチ
2020年10月7日、日産は主力SUVのエクストレイルを一部改良し、11月5日から発売すると発表しました。
エクストレイルは、シティユースはもちろん高い悪路走破性を誇るミドルサイズSUV。運転支援技術の「プロパイロット」などが用意され、ロングドライブでも疲れ知らずの快適な走りが美点です。
また、ガソリンエンジン車には2列シートと3列シートを設定(ハイブリッド仕様は2列のみ)し、多人数のニーズにも応えています。
今回の一部改良ではボディカラーや内装のクオリティアップが図られ、より洗練されたイメージが演出されています。
エクステリアでは、フロントグリルや前後バンパー下部、ドアロアモール、バックドアフィニッシャーがダーククロームに仕様に変更されています。また、アウタードアハンドルをボディカラーと同色の仕様にすることで上質さをアピール。さらに、全グレードのアルミホイールをダークカラーとすることで、落ち着きのある上品な足元になっています。
一方のインテリアは、運転席、助手席にパワーシートが標準化(後述の20S Vセレクションを除く)され、本革巻マニュアルモード付きシフトノブを全車標準装備。見た目のクオリティアップや快適性だけでなく、ワインディングロードの走行時における操作性を向上させたといいます。
●AUTECHやエクストリーマーXも一部改良
さらに「20Xiレザーエディション」「20Xiレザーエディション Vセレクション」「20Xi HYBRIDレザーエディション」に、シックなブラックのレザーシートがオプションで設定されています。
加えて、ユーザーから好評だという4WDのガソリン車が全車とも特別仕様車の「Vセレクション」になり、一部改良に加えてガソリン車全体が買い得感のある価格設定になったのも朗報です。
同様にオーテックジャパンによる「AUTECH」「エクストリーマーX」「助手席スライドアップシート」も一部改良が施され、ボディカラーの変更や前席両側のパワーシート、本革巻きマニュアルモード付きシフトノブの標準装備化などが盛り込まれています。
価格帯は、2.0Lガソリンが248万2700円〜350万3500円。2.0L+モーターのハイブリッド仕様が297万5500円〜382万2500円です。
オーテックジャパン扱いの3種は「AUTECH」が358万4900円〜412万5000円。「エクストリーマーX」が341万1100円〜381万2600円。助手席スライドアップシートは、337万4000円〜379万5000円です。
SUBARUフォレスターやトヨタRAV4、ハリアー、そしてマツダCX-5などの強豪が揃うミドルサイズSUVで、日産エクストレイルは、内外装のクオリティアップでさらなる拡販を狙う構えです。
(塚田勝弘)