東京モーターショー2019で披露されたアルピナの新型「B3 Limousine」「B3 Touring」の発売を開始

■最高出力は462PS、最大トルクは700Nmに達する

アルピナはこのたび、東京モーターショー2019に出展された新型「B3 Limousine(リムジン)」「B3 Touring(ツーリング)」の発売を開始しました。

BMW ALPINA B3 Limousine
「BMW ALPINA B3 Limousine」のエクステリア

ベース車は現行BMW3シリーズ(G20型)で、新型「B3 Limousine(リムジン)」には、新たに見直された「ビ・ターボ・チャージング・システム、ガソリン・ダイレクト・インジェクション・システム」と高性能なクーリングシステムを組み合わせた最新世代の3.0Lの直列6気筒エンジンを搭載。

最高出力は340kW(462PS)/5000-7000rpm、最大トルクは700Nm/3000rpm。組み合わされるトランスミッションは、ZF社と共同開発された8速スポーツATです。

BMW ALPINA B3 Touring
「BMW ALPINA B3 Touring」のリヤビュー

この強大なアウトプットを「BMW xDrive」をベースにしたインテリジェントなAWDシステムが路面に余すことなく伝えます。

トルクを前後のアクスルに連続的かつ完全に可変配分し、リヤの電子制御式アクティブ「LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)」がトラクションを最大限に高め、ダイナミックなコーナリングを可能にします。

BMW ALPINA B3 Touring
「BMW ALPINA B3 Touringのインパネ

●強化型トルクコンバーターを採用

「B3 Limousine(リムジン)」の0-100km/h加速はわずか3.8秒で、巡航最高速度は303km/hに到達。同クラスで最速となるエステート・カーとなっています。

静止状態から最適なトラクションと最大限のダイナミクスで加速を感じられるローンチ・コントロール機能は、0-200km/h加速に合わせて初めて設計されたそうで、息を飲むほどの体験が味わえるそう。

たとえば、タービン・ハウジングではフローが最適化され、低回転数域でも排出ガスのエネルギーが効率的にブースト圧力に変換されるようになっています。また、エア・インテーク・システムの断面の最適化と大型のエア・インテーク・ハウジングにより、優れたトルク応答性を実現するとしています。もちろん「B3 Touring(ツーリング)」も最高速300km/hに達します。

BMW ALPINA B3 Limousine
「BMW ALPINA B3 Limousine」のリヤビュー

先述したZF製8速スポーツATは、ステアリング・ホイールの裏に配置されている「スウィッチ・トロニック・ボタン」を使い、マニュアルモードに切り替えることが可能。また、ドライビング・エクスペリエンス・コントロール・スイッチでスポーツ・プラスを選択すると、強制シフトアップが抑制され、選択中のギヤは回転数限界域に保たれます。

無垢のアルミニウムから削り出し、人間工学的に最適化されたマット・ブラック仕上げのスウィッチ・トロニック・シフト・パドルは、今回初めてオプションで用意されています。

アルピナB3
アルピナB3リムジン、ツーリングに搭載される3.0Lの直列6気筒エンジン

強化型のトルク・コンバーターは、3.0L直列6気筒エンジンの高トルクに合わせて特別に調整され、よりパワフルなV8モデルでも用いられています。700Nmもの最大トルクを確実に伝達するために、ギヤ・セットの強化とタービンのトーショナル・ダンパーの設計変更もされたそう。

ほかにも、アルピナ独自のトランスミッション・オイル・クーラー、アルミニウム製のトランスミッション・オイルパン、そして空気の流れを改善するために最適化されたアンダーボディ設計が採用され、冷却要件が増大したトランスミッションやリヤトランスファーハウジングに対応しています。

エクステリアデザインのベース仕様は「M Sport」で、インテリアにはスポーティなキャラクターにあわせてピアノブラックトリムが採用されています。なお、先行受注では専用色(+43万円の有償オプションカラー)の「アルピナブルー」「アルピナグリーン」が人気で、全体の約8割を占めるそうです。

車両本体価格は「BMW ALPINA B3 Limousine(左ハンドル)」が1229万円、「BMW ALPINA B3 Limousine(右ハンドル)」が1258万円、「BMW ALPINA B3 Touring(右ハンドル)」が1297万円です。なお、2020年9月現在、B3 Touring日本導入モデルは右ハンドル仕様のみとなっています。

通好みといわれるアルピナ。スペックからも分かる圧倒的なハイパワーだけでなく、高いドライバビリティを備えていて、3シリーズベースの扱いやすいサイズは、多くの根強いファンの心を掴みそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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