●全者PCR検査を実施し、万全の体制で次のステップへ
スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は9月13日、無観客での開催となったスーパーGT第4戦の舞台となったツインリンクもてぎで記者会見を行い、シーズン後半となる第5戦富士大会から、限定的に観客をサーキットに入場させて開催すると発表しました。
この会見でGTAの坂東正明代表は、現状で政府が発表しているイベント開催制限に基づき、ひとまず次戦富士大会では5000人を目処にサーキットへ入場させる予定であるとし、入場する観客の管理はオーガナイザー(主催者)である富士スピードウェイが行うこと、観客はパドックには入れないこと、グランドスタンド裏においては出展スペースは設けられるがイベントスペースは設けない予定であることなどが明かされました。
また、近年同時開催されてきたFIA-F4についても、この第5戦から併催されることになりますが、こちらも導線を分けFIA-F4関係者のパドック入場も禁止とすることでスーパーGT関係者との接触を最大限避ける措置が取られます。
そしてこうした今回の制限緩和を行うにあたり、ドライバーをはじめとするエントラントや関連企業スタッフなど、パドックに出入りする全関係者のPCR検査を第4戦終了後の9/14〜16日に行い、陰性が確認された人以外は他と同様パドックへの入場ができなくなり、我々報道関係者も例外なく陰性の確認が取れない場合は入場・取材ができなくなります。
このPCR検査については受検者1500余名分の費用や検査会場も現実的な問題となりますが、今回こうした事態において「日本のモータースポーツをきちんとやらなければならない」というGTAの考えに賛同した自動車関連企業や会場を提供してくださった昭和大学病院など、多くの方々のご協力があったからこそ実現できたことであり、坂東代表からも「こうして支えてくださる方々がいらっしゃるということは、本当にうれしく、心強く思うところです。」と感謝の意が述べられました。
●観戦チケットは9月17日10時から販売
この記者会見を受け、富士スピードウェイは9月17日10時から観戦チケットの販売を開始すると発表しました。
今回のチケット販売については、政府の方針に従って販売枚数および座席選択の制限など、従来の販売方法とは違うものになりますが、現地観戦の再開を心待ちにしていたファンの方々にとっては、サーキットに入場して生でスーパーGTが見れるというのは、日常へ戻るための最初の1歩と感じる方も少なくないのではないでしょうか。
販売枚数制限については、政府のイベント開催制限が9月19日から条件付きで緩和されることから、自由観戦エリアでの観戦券の追加販売の可能性もありますので、レース写真派の方々にとっても今後嬉しいニュースを期待しましょう。
スーパーGT第5戦は10月3〜4日に開催される予定となっており、観戦チケットはローソンチケット、ローソンまたはミニストップ店頭Loppiにて9月17日10時から、また同日12時からはローチケWebでのみ座席選択も含めた販売が開始されます。
(H@ty)
【関連リンク】
富士スピードウェイ「スーパーGT観戦についての取り組みとお客様へのお願い」
https://www.fsw.tv/motorsports/race/super-gt/2020-super-gt.html#042181
ローソンチケット「スーパーGT第5戦」
https://l-tike.com/sports/mevent/?mid=272813