■RSグレードには6MT搭載、走りのNシリーズがより際立つ
ホンダ軽自動車の中核となっているNシリーズのなかで、スポーティなモデルとして人気を博しているN-ONE(エヌワン)が、近々初のフルモデルチェンジを迎えます。その事前情報と公開可能な画像を一挙に掲載します。
N-ONEは2012年11月に登場。今回のフルモデルチェンジは、およそ8年ぶりとなります。現在のNシリーズは2017年にフルモデルチェンジしたN-BOXから新しいプラットフォームが採用されていて、新型N-ONEはこの新生Nシリーズの第4弾となります。
最大の特徴とも言えるのが、スタイリングを大きく変更しなかったことでしょう。
正式な発表前に公表された資料に書かれたキャッチコピーは「変わってないようで、すごく変わりました。」というもの。ナチュラルな面で構成されたシンプルな5ドアハッチバックのボディに、N-ONEのアイデンティティとも言える丸形ヘッドライトの組み合わせは、一目でN-ONEとわかるエクステリアです。
この象徴的なヘッドライトには軽自動車としては初採用となるLEDデイタイムランニングランプを採用されます。
グレード展開はベーシックモデルとなる「Original」、高級感あふれる「Premium」&「Premium Tourer」、スポーティな「RS」の3種。
現在入手できる情報の中に搭載エンジンについては書かれていませんが、「RS」には軽自動車初のFF・ターボ・6MTが組み合わされるタイプが用意されると表記があるため、ターボエンジンが用意されるのは確定。
また、各グレードにCVTモデルが存在し、「Original」と「Premium」&「Premium Tourer」はFF&4WD、「RS」はFFのみであることも発表されています。
全グレードに衝突軽減ブレーキや歩行者事故低減ステアリング、誤発進抑制機能&後方誤発進抑制機能(CVT車のみ)などの安全機構に加えて、高速道路を快適に巡航できるACC(アダプティブクルーズコントロール)が組み合わされたホンダセンシングを全グレードに標準装備。
電子制御パーキングブレーキやプラズマクラスター搭載のフルオートエアコンも全グレードに標準装備されます。従来のフロントシートは左右が接触したベンチタイプのシートを採用していましたが、新型ではセパレートシートに変更、ホールド性の向上を図っています。
「Premium」&「Premium Tourer」には「Original」の装備に加えて革巻きステアリング、LEDフォグランプ、「Premium」専用エクステリア、14インチアルミホイール(Premium)、グレーメタリック&切削リムの15インチアルミホイール(Premium Tourer)を装備。
「RS」は「Original」の装備に加えて、RS専用革巻きステアリング、LEDフォグランプ、RS専用エクステリア、革巻きセレクトレバー(MTの場合はシフトノブ)、マットブラックの15インチアルミホイールが装着されます。
ホンダでは今後も発表までにさまざまな情報を公開していくとのことです。
(文/諸星陽一)
【関連リンク】
N-ONE|Honda公式サイト
https://www.honda.co.jp/N-ONE/?from=NONE_teaser_cata