■小気味よい走りが楽しめるMTモデル
これまで数多くの限定車、特別仕様車が設定されてきたFiat500(フィアット・チンクエチェント)。カタログモデルとはひと味違った、個性を味わえるこうした限定モデルも同コンパクトカーの人気を支えているはずです。
「Fiat 500」、カブリオレの「Fiat 500C」に、MTや特別装備が用意された限定車の「500 / 500C Manuale+Cielo(マヌアーレ・ピゥ・チエロ)」が設定され、2020年9月19日(土)から230台限定で販売されます。
同限定車は、通常は500シリーズには設定されていないMTがトランスミッションに採用されているのが特徴。エンジンは排気量875ccの2気筒ターの「TwinAir(ツインエア)」で、最高出力85psをMTにより自在に引き出せるのが魅力です。また、26.6km/L(JC08モード)の低燃費も魅力です。
さらに、内外装には、同モデルをリッチに彩る数々の特別装備が用意されています。イタリア語でマニュアルを意味する「マヌアーレ」仕様であることに加え、車内から空を見渡せることから、プラスを意味する「ピゥ」、空を表す「チエロ」を融合した「マヌアーレ・ピゥ・チエロ」という車名が与えられています。
ハッチバック仕様には、固定式グラスルーフが備わり、クローズドボディでありながら開放感のあるキャビンが美点です。もう1台のカブリオレ仕様には、ワンタッチで展開するブラックの電動開閉式ソフトトップが用意され、オープンエアドライブを気軽に享受できます。
また、ボディカラーには、限定車専用で新色の「ポルトフィーノグリーン」を用意。特別色のマットカラーで、エクステリアの存在感が高まっています。また、スポーティな形状の前後バンパーや16インチの専用アルミホイールにより、精悍さが加わっています。
インテリアでは、レザーの質感が漂うテクノレザーとファブリックを組み合わせたブラックのコンビネーションシートが目を惹きます。インパネは、ボディカラーとコーディネイトされたマットグリーン仕上げとされ、プレミアム感が高められています。
MT派なら要チェックの限定車「500 / 500C Manuale+Cielo(マヌアーレ・ピゥ・チエロ)」。
気になる価格は、ハッチバックが276万円(限定155台)、カブリオレは295万円(限定75台)です。
(塚田勝弘)