■現在の「スマートアシスト」搭載比率は約9割に達している
軽自動車にも先進安全装備(予防安全装備)が搭載されるのが当たり前になりつつあります。良品廉価のクルマを提供するという姿勢を重視するダイハツは、軽自動車で初めて衝突回避支援ブレーキを採用しています。
そんな中、ダイハツは同年8月末時点で予防安全機能「スマートアシスト」搭載車両の累計販売台数が300万台を突破したとアナウンスしました。
「スマートアシスト」は、2012年12月にマイナーチェンジを受けた5代目ムーヴで初めて搭載。同装備は軽自動車初採用になり、衝突回避支援ブレーキなどの先進デバイスを手が届く価格で提供しました(価格差は5万円程度)。
その後、小型ステレオカメラの採用などにより、衝突回避支援機能の進化に加え、認識支援機能や運転負荷軽減機能、駐車支援機能などを搭載。現在は「スマートアシストⅢ」まで進化しています。
また、軽乗用車やコンパクトカーだけでなく、軽商用車のハイゼットや小型商用車のグランマックス、特装車にも「スマートアシスト」を採用するなど、「先進技術をみんなのものに」の考え方のもと、ラインナップを拡充しています。
最新の「スマートアシスト」は、2020年6月に発売された新型軽クロスオーバー「タフト」に搭載された「スマートアシストⅢ」で、新開発のステレオカメラを搭載することで夜間の歩行者や追従二輪車の検知を可能にするなど、衝突回避支援機能の性能が向上が図られています。
現在、軽自動車が12車種、小型車4モデルの計16モデルに「スマートアシスト」が搭載され、軽スポーツカーのコペンを除くすべての車種に搭載されています。
現在の「スマートアシスト」の搭載比率は約9割(2020年8月31日時点。同社調べ)となっていて、ダイハツの対象モデルを購入する際は「スマートアシスト」搭載車を必ず選択したいところです。
(塚田勝弘)