■1860万円の7台限定車
BMWはSUVをSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)を名乗り、その最上級モデルであるX7。ボディサイズは、全長5151mm×全幅2000mm×全高1805mmという巨体で、前を走るクルマを威圧するような巨大なキドニーグリルの存在感は圧倒的です。
小山のようなボディサイズの大きさもあってサイズ感、迫力は最上級サルーンの7シリーズセダンを凌ぎます。
2020年9月8日、Mモデルの「BMW X7 Edition Dark Shadow(エックスセブン・エディション・ダーク・シャドウ)」が発表されました。なお、発売はBMWオンライン・ストアになり、9月15日(水)午前11時からの開始となっています。限定台数はわずか7台で、納車開始は、2020年末頃の予定。
今回発表された「BMW X7 Edition Dark Shadow」は、存在感ある漆黒をテーマにしたBMW Mモデル最上級のSAVになります。ベース車は530PS・750Nmという圧倒的なアウトプットを誇る4.4 L V8エンジンを搭載する「BMW X7 M50i」。同限定車は、専用のダークエレメントで統一されたエクステリアが目を惹きます。
一方のインテリアも専用の「ナイトブルー」をまとった高品質な仕立てになっています。シートは、フルレザーメリノシート(ナイトブルー/ブラック)で、専用アルカンタラヘッドライナー(ナイトブルー)、専用メリノレザーダッシュボード(ナイトブルー)が用意されています。
採用されるボディカラーは、「BMW Individualフローズン・アークティック・グレー」で、ブラックキドニーグリル、バンパーインサート、ドアミラー、エアブリーザーに「BMW Individualハイグロス・シャドー・ライン・エクステンデッド」が採用されています。足元は、ジェットブラックの22インチMアロイ・ホイールになります。
そのほか、サンプロテクションガラス、「専用Edition Dark Shadow」レタリングなども用意されています。
また、同限定車には、ほかのBMW X7と同様に先進安全装備が満載されています。高速道路での渋滞時にドライバーをサポートする「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援システム」や、35km/h以下での走行時に直近の50m軌跡を記憶し、通った道を自動で後退可能な「リバースアシスト」を含む、最新の運転支援システムが搭載されています。
さらに、BMWで初めて「トラフィックサインアシスト(速度制限認識)」機能が搭載され、走行中にドライバーに対して制限速度を通知することで、安全運転のサポート役も担っています。
「BMW X7 Edition Dark Shadow」の価格は1860万円。成約記念プレゼントとして、清水焼の丈夫窯・加藤丈尋氏による飾り皿が用意されます。こちらは、BMWの最高峰SAVであるBMW X7の限定車「Edition Dark Shadow」をインスパイアして作られた銀暈皿。黒釉を施し、1,240℃で焼成したものに、銀を塗り重ね仕上げる作品だそうです。
(塚田勝弘)