■アンケートで一番人気のボディカラーになった「ジョンラ・ポスト」が限定車で復刻
以前お伝えしたように、ルノー カングーでは、多彩な限定車・特別仕様車も人気を集めています。2020年9月10日に限定車の「ルノー カングー ラ・ポスト」が200台限定で発売されます。
「ルノー カングー ラ・ポスト」は、2015年に限定車として投入されたボディカラーの「ジョンラ・ポスト」をまとい、今回復刻したことになります。最大の特徴は、フランスの郵便車をイメージしたというボディカラーの採用です。なお、「ジョンラ・ポスト」は、2020年6月に開催された「カングージャンボリーオンライン2020」で行われたアンケートでも好きなボディカラー(限定カラー)で1位を獲得したそう。
ルノー カングーは、日本では主に日常ユースからレジャーまで、乗用ユースで使われています。フランス本国など、欧州では商用ニーズ、はたらくクルマとして使われており、特にその高い機能性から、欧州各国では郵便車としても活躍しています。
ルノーは、フランス郵便「ラ・ポスト」からの要望に応えて、カングーに操作しやすいエアプレーンタイプのパーキングブレーキ、書類を収めるダッシュボードセンタートレー、郵便配達に使用するバスケットをセットできる可倒式助手席といった装備が採用されているといいます。
日本向けの「ルノー カングー ラ・ポスト」には、フランス郵便の黄色である専用ボディカラー「ジョンラ・ポスト」をはじめ、ボディ同色フロントグリルブレード、ブラックフロントバンパー、ブラックリヤバンパー、ブラックドアミラーを装備。
また、トランスミッションには、スムーズかつダイレクトな加速感を実現する電子制御6速AT(6EDC)モデルに加えて、カングーでは比較的人気の高い6速MTモデルも設定されています。
この「ルノー カングー ラ・ポスト」は、販売台数200台の限定車で、9月10日(木)から9月13日(日)まで予約の申込みを受付け、申込みが販売台数を上回った場合は抽選販売になるそう。
価格は6AT(6EDC/デュアルクラッチトランスミッション)が264万7000円、6MTが254万6000円で、前者が160台限定、後者が40台限定。
シトロエン・ベルランゴやプジョー・リフター(デビューエディション)の登場で、リヤに両側スライドドアを採用する輸入MPVの注目度が高まるはずで、カングーは得意の限定車などの設定で、根強いファン層の関心をさらに高めそうです。
(塚田勝弘)