■まったく新しいスタイルのS660用エアロバンパーはコンセプトカー譲り。走りを磨くパフォーマンスダンパーと新作アルミホイールも登場
ホンダのワークスチューナーである無限(M-TEC)から、軽ミッドシップスポーツカー「S660」用の新アイテムが登場しました。
すでに全身くまなく無限仕様にできるだけのアイテムを揃えていますが、今回登場したのは新作のエアロバンパー(前後)とサイドスポイラー、走りを磨く「パフォーマンスダンパー」。そして強度解析が生み出したデザインの鍛造アルミホイール「FR8」の5点です。
フロントバンパーはマイナーチェンジ後のスタイルを踏襲した雰囲気もありますが、マイナーチェンジ前にも装着可能な仕様(品番が異なるので注意)。つまり、従来からラインナップされていたアンダースポイラーをつけていたユーザーも、新アイテムでイメージチェンジをすることが可能というわけです。
とくにディフューザー形状を全面的にアピールするリアバンパーはS660の雰囲気を大きく変えてくれること間違いなし。前後バンパーがダイナミックな形状になったことに合わせて、サイドスポイラーも新意匠が設定されているのも完璧主義の無限らしさを感じさせます。
ヤマハ発動機が開発する「パフォーマンスダンパー」は、メーカーを問わずボディの振動を抑えて、ハンドリングに好影響を与えるアイテムとして知られ、採用されています。なんといってもオープンゆえに絶対的なボディ剛性では不安も感じるS660ですから、その効果が期待できるのは言うまでもありません。
そしてパフォーマンスダンパーの走りを体感したことがあればご存知のように、乗り心地の改善にも効いてくるアイテムでもあります。S660用はフロントとリア一台分がセット販売となっています。
最後に紹介するのが鍛造アルミホイール「FR8」。純正サイズのタイヤをターゲットに開発された新作アルミホイールは、オーソドックスな8本スポークとなっていますが、これは強度解析を進める中で生まれた形状と聞くと、そこはかとない凄味を感じます。
カラーはグラファイトガンメタリック。専用ホイールナットは別売りとなっています。
東京オートサロン2020で無限が出展したS660コンセプトではカーボン製のフロントスポーツグリルやリアウイング、エアロボンネットやエンジンフードも注目を集めていましたが、そうした外装系パーツの開発も継続されているといいますから、そちらへの期待も高まります。
そのほか、新しいスポーツサイレンサーやS660にフィットするセミバケットシートの開発も進んでいるということです。
(山本晋也)