■車両価格は312万円~343万円。シトロエンのMPVはファミリー使いだけでない魅力に溢れる
2019年10月に日本上陸、2度の台数限定でオンライン予約販売を行なったところ、いずれも5時間半で完売してしまったというフレンチMPV(マルチパーパスビークル)「ベルランゴ」のカタログモデルが10月1日に本格デビューすることが発表されました。
正規導入されるベルランゴは2グレード+特別仕様車1種の計3バリエーション。
スチールホイール仕様のFEELのメーカー希望小売価格は312万円。アルミホイールを履き、マルチパノラミックガラスルーフなどを装備したSHINEのメーカー希望小売価格は338万円となっています。
さらに、ベルランゴの本格デビュー記念として17インチアルミホイールやオレンジのアクセントカラーがアグレッシブな雰囲気の特別仕様車「SHINE XTR PACK」が343万円で用意されるというのがローンチの状況です。
先進運転支援システムとしては、渋滞対応ACCやAEB、レーンキープアシストなどを装備。標識を読み取る機能や、自動的にヘッドライトのハイ/ローを切り替える機能も備わっています。
パワートレインは、アイドリングストップ機構付きの1.5L直列4気筒ディーゼルターボに8速ATを組み合わせたもの。燃費性能はJC08モードで21.2km/L、WLTCモードでは18.0km/Lとなっています。
そして、ベルランゴの本格デビューを記念して、東京・豊洲にある「ららぽーと豊洲」のウッドデッキ/センターエントランスにおいて展示イベントが開催されています。期間は2020年8月27日〜8月30日。
会場には、ファミリー仕様、ゴルファー仕様、サーファー仕様、テレワーク仕様など様々な趣向を凝らしたベルランゴが並んでいますから、眺めているだけでも楽しめます。
スタッフに声がけすれば、シートの座り心地や乗降性を確認することもできます。
アンケートに答えることでミニカーがもらえたり、貴重なシトロエンのグッズの販売もあるというのも気になるところで、このしゃれたフレンチMPVに興味があるなら、ぜひとも足を運びたいイベントです。
今回、そのイベント会場にてベルランゴの使い勝手を味わってみましたが、オーバーヘッドコンソールやラゲッジのルーフ部にあるシーリングボックスといった、国産ミニバンも真っ青になるほどの収納力の高さに驚かれます。テールゲートのガラス部分は独立して開閉するのも使い勝手の良さにつながっています。
後席スライドドアに電動開閉機能が設定されていないなど、ファミリーカーとして使うには気になる部分もありますが、そうした点も含めて、実際に体感してみてはいかがでしょうか。
(山本晋也)