アウディ初の100%EV「e-tron スポーツバック」が2020年9月17日に日本発表

■9月18日(金)19日(土)に日本初のe-tron試乗イベントを開催予定

アウディジャパンは2020年7月31日、同ブランド初となるEV「アウディ e-tron スポーツバック(アウディ e-tron スポーツバック 55 クワトロ)」を、2020年9月17日に日本で発売する予定と明らかにしました。

アウディでは、2018年9月に世界初公開された「e-tron」に続き、2025年までに全世界の主要な市場において20モデル以上の100%電気自動車(バッテリーEV)を投入し、電動化車両の販売台数を全体の約40%にすることを目標に掲げています。

アウディ e-tron スポーツバック
アウディ e-tron スポーツバックのエクステリア

将来の電動化ラインナップには、新開発のバッテリーEVに加え、セダンやアバントなどの従来型のボディを備えたプラグインハイブリッド(PHEV)も導入するとしています。今後は、コンパクトモデルからラグジュアリークラスまで、あらゆるセグメントに電動化車両を投入していく構えです。

■『自然電力のでんき』との契約を結ぶと1年間、毎月電気代が1000円割引きになるサービスも

日本には、2020年9月17日のアウディ e-tron スポーツバックの発表から開始され、アウディ e-tron SUVが続く予定だそう。

なお、アウディ ジャパンでは自然電力と連携して、e-tronオーナーへ定額の割引付きで再生可能エネルギーを提供するとしています。

e-tronの購入にあたって自然電力が提供する『自然電力のでんき』との契約を結んだオーナーには、毎月1,000円の電力料金割引が1年間適用されます。また、発売時に52店舗を予定しているe-tronを取り扱う販売店に対しても、実質自然エネルギー100%の電力の使用を奨励していくと表明。

アウディ e-tron スポーツバック
アウディ e-tron スポーツバックのリヤビュー

日本向けのアウディ e-tronの充電は、標準装備の家庭向け普通AC(交流200V)充電器と、公共の急速DC(直流)充電器が用意されます。公共の充電器は、CHAdeMO(チャデモ)規格の急速充電器(出力50kWまで)が利用できます。

e-tron の95kWhのバッテリーをフル充電するには、50kWの出力で1時間半以上かかりますが、通常SOC(使用可能電力量)のゼロから100%まで最大出力で充電し続けることはできず、バッテリーを保護するため、セルの温度や充電状態によって充電速度を落とさなくてはなりません。

しかし、e-tronは優れたバッテリー制御と温度管理により、急速充電器を使う場合でも、満充電に近いレベルまで高速の充電スピードを維持できることも特徴。充電の最大出力の数値が高いことも重要ですが、それと並んで、最大出力での充電をどれだけ長い時間で維持できるかは、実際の充電時間に大きく影響を与え、日常の使い勝手に直結します。

アウディ ジャパンではe-tronの導入にあわせて、「Audi Charging Service」を提供します(1年目のみ月会費の5,000円が無料)。同サービスで提供される充電カードは、全国約7,800カ所の急速充電器のうち約86%をカバーする「日本充電サービス(NCS)」加入の充電器で利用できます。普通充電を含めると、21,700カ所(2020年4月現在)の充電ステーションが利用可能。

どんな走りか気になる方も多いでしょう。アウディ ジャパンでは、Hi-NODE(東京都港区)において、9月18日(金)、19日(土)に日本初の大規模e-tron試乗イベントを開催予定としています。

プレス発表後の2日間、複数台のアウディ e-tron スポーツバックを準備し、試乗をはじめ来場者がプロダクトに触れることが可能なイベントを企画。試乗時には待ち時間をできるだけ少なくするため、試乗予約システムを準備し、招待者に案内されます。

このイベントは、「Audi e-tron Newsletter」読者やウェブサイトで招待されるキャンペーンが7月30日より下記のe-tron特設ウェブサイトで開催されています。

柴咲コウ
柴咲コウさんがAudi e-tronサポーターに就任

なお、「アウディ e-tron」の日本上陸を記念して、女優、アーティストとして活躍中の柴咲コウさんがアウディ e-tronサポーターに就任。

2018年7月に環境省の環境特別広報大使にも任命された柴咲コウさんは、かねてより人と自然が調和する持続可能なライフスタイルを見据え、森、里、川、海と人とのつながり、自然との共生を念頭に活動してきたそう。

アウディ ジャパンでは、柴咲コウさんの協力を得て、アウディ e-tron スポーツバックとサステイナビリティをテーマとしたスペシャルコンテンツを配信する予定としています。

(塚田勝弘)

【関連リンク】

アウディe-tron
www.audi.jp/e-tron

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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