ロールス・ロイスが新型ゴーストのスケッチを公開

■新型はミニマリズムを追求したデザインに

2020年7月27日、ロールス・ロイスは、新型ゴーストのイメージスケッチを1点公開しました。

今秋にデビューする新型ゴースト。初代ゴーストは2009年の発売以来、同ブランドの116年の歴史において最も成功したモデルで、10年以上 になる長いライフサイクルの間、大きな成果を残したモデルです。

新型ロールス・ロイス ゴースト
新型ロールス・ロイス ゴーストのイメージスケッチ

ゴーストは、オーナーが自らステアリングを握り運転を楽しむだけでなく、ショーファードリブンとしての役目を果たすことも要求されます。オーナーは、無駄をそぎ落したシンプルさに魅力を感じ、ゴーストを称して「ロールス・ロイスを所有するための、 少し小柄で控えめな手段」と形容しているそう。

さらに、これまで以上にミニマリズムを追求したデザインを強く望む声も届いていたそうで、この要望はグッドウッドのロールス・ロイス本社のラグジュアリー・インテリジェンス部門やデザイナーたちの研究結果とも合致するものだったそう。

ロールス・ロイス ゴースト
現行(初代)のロールス・ロイス・ゴースト

ここ数年、ゴーストの顧客を含む特定の富裕層顧客の動向を調査研究してきたという同社は、この動向を「ポスト・オピュレンス」(脱贅沢)と呼んでいるそう。ロールス・ロイスは、顧客がミニマルで抑制の効いたラグジュアリーを好む傾向にあると分析。無駄な装飾を否定し、デザインの純粋性を追求しています。

このミニマリズムに加えて、ゴーストのオーナーは、革新的かつエフォートレスなテクノロジーと、現実的で確かなエンジニアリングも求めているとしています。

開発は5年前にスタート。初代から引き継いだコンポーネントは、シンボルたる「スピリット・オブ・エクスタシー」と後席に用意される傘だけだそうで、完全な新開発モデルになるそう。

新型ゴーストは、グッドウッドにあるグローバル・センター・オブ・ラグジュアリー・マニュファクチャリング・エクセレンスで、0からデザイン、開発、製作されています。詳細は、数週間のうちに明らかにすると表明しています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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